死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

藤沢市選手権一般男子シングルス決勝

正直なところ、この大会にエントリーした時、ここまで来ることは想定していなかった。

 

自分の目標を達成するために、倒さないといけない全日本ベテラン選手権の本戦でベスト8以上の人たちのレベルに追いつくために、若くて強いボールに対応できるようにしたい。

 

それが、この大会を年齢別ではなく一般で出る目的だった。しかし、ドローを見て目的を変えざるを得なくなった。

 

自分がいる側のドロー半分は、ベテラン大会のような顔ぶれだったのだ。残念ながら、当初の目的を果たせるようなボールが強くて勝ち上がれる選手はいなかった。

 

これは、負けられない。

 

実際、決勝以外の4対戦はすべて40歳以上の人たちで、結果は以下だった。

 

1R:63 60
2R:63 46 10-8
QF:64 61
SF:61 46 10-6

 

この中には、直近3年以内に横浜市民大会年齢別で優勝している者が2人もいる。だから、本大会ではこの時点で既に本当に大きな成長を感じることができていた。

 

そして、今日の決勝だ。

 

相手は本大会の第1シードで、ゆっくりしたボールを武器のひとつとする超絶シコい20代。しかも、普段から一緒にテニスをするお互いがお互いのプレーを知り尽くしている仲間だ。

 

これまで練習試合も何度もしており勝敗は五分五分。毎回長い戦いになる。どっちにも勝つチャンスがある。

 

こうなるともう、負けられない。

 

試合をする前から、この試合がどんな展開になるかはイメージできていた。そして、その通りとなった。結果は以下の通りだった。

 

F:64 26 11-13 敗退

 

いや、もちろん敗退する自分まではイメージしていなかった。どっちが勝ってもおかしくない、長い戦いになることまではイメージしていたのだが、自分が勝ち切るところまではイメージできていなかったのだ。

 

マッチポイントが3回あったのに負けた。敗因は明らかだ。

 

「マッチポイントをどうやって取り切るか」そこだけに「迷い」があったのだ。

 

マッチポイントを迎えるまで、どのようにポイントを重ねてきたかと言えば、相手の土俵で戦うことだった。

 

つまり、我慢して、長い打ち合いに持ち込み、相手の手元が狂ったり、相手に先に仕掛けさせてカウンターを狙うことだった。

 

マッチポイントで、そこに迷いが生まれた。足がつっていたからというのもあったと思う。

 

「最後はしっかり攻め切らないと勝ち切れないのではないか?(この足では長く戦えない。早く楽になりたい)」

 

ファイナルセット9-7と9-8の2回のマッチポイントは、自分から仕掛けてミスとなる。

 

そして、11-10の3回目、ショットの出力を上げた方が足がつりやすいことと攻め切らないと勝ち切れないという判断が間違っていることに気づきじっくり打ち合うも、相手に取られる。

 

そうなのだ。この試合は、この3本のマッチポイントを初めからこれまで通り「永遠と打ち合う」と割り切ってやり切れていれば、おそらく勝てたのだ。

 

これが、今回の敗因だった。今後、同じミスをすることはないだろう。

 

結果、本大会は準優勝に終わった。

 

とても悔しかったが、相手のマッチポイントは相手のネットインで返しようのない状況となっての敗退だったため、限りなく優勝に近い準優勝だと、今コーヒーを飲みながら自分を慰めてある。

 

本大会は、想定以上に大きな自信と「マッチポイントの向き合い方」という想定以上に大きな収穫を得た。

 

生きてる間に生まれ変わる。