死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

中1息子の哲学レベルがハンパない

「大志を抱け」はナンセンスだよ。

 

これは意訳だが、息子はつまりそう主張していた。

 

正直に書く。私は息子に大志を抱いてほしいと思っていた。昨日息子からこの話を聞くまでは。

 

私は「座学」がキッカケで人が大志を抱くことはないと考えている。

 

人が大志を抱くキッカケは心を大きく揺さぶられる「経験」以外ないと。

 

例えば、徳洲会病院の創設者、徳田虎雄が大志を抱いたキッカケは弟の死だった。夜中に弟の病状が悪化し、複数の医者の門を叩いたが誰も診てくれず、その夜死んだのだ。

 

この経験から、徳田虎雄はどんな時でも患者を助ける医者になるという大志を抱き、それまでまったく勉強をしてこなかったにもかかわらず国大医学部に入るための猛勉強を始める。

 

世の中の実業家やスポーツ選手で多くの人を幸せにするレベルの結果を残す偉人たちは、このような経験が少なくないと考えていた。

 

身近な人の死という経験は極端な例だが、大志を抱くだけの何らかの心揺さぶられる経験があったのだと。

 

もちろん結果を残せた要因は大志だけではないだろう。努力、すなわち活動量や環境もある。環境は運の要素もある。

 

ただここでは大志の話にしぼる。

 

大志について、私は前述のように考えていたため、「座学の時間を減らし、実践経験の時間を増やした方がいい」ということを息子に理解してもらいたいと考え話をしていた。

 

しかし、その話の中で息子はこう主張してきたのだ。以下に本人の言葉そのままを書く。

 

息子「大志は偶然からしか生まれないよ。大志を抱くことを目的とした時点で、それは必然となるから、大志は生まれない。そこから生まれた大志のようなものは、俺は大志ではないと思う。大志というのはもっとすごくハイレベルなものじゃないかな。偶然生まれるものだから、考えることでもない。それに、大志がなくても人は生きていける。大志を抱かないといけないとも思わない」

 

さらにこう言った。

 

息子「心を揺さぶられる経験を求めて活動しても大志が生まれるとは限らない。感動してそれだけで終わることだってある。それに、偶然生まれるものだから、どんな生き方をしていても生まれることはある。俺は座学からも生まれることはあると思う」

 

私「お、おう。お前の哲学レベルは大したもんだな。確かにそうかもしれない…」

 

例えば、多くの偉人たちはよく「自分は幸運だっただけ」といった話をする。これは、それと関係しているかもしれない。

 

また、これは大志に限らずだ。やる気は「やる気を出せ」と言われて出せるものではない。多くの大人が何の疑問も抱かずに言う「やる気を出せ」ほど無意味なセリフはないと思ってきた。

 

他人の志に言及すること自体が人間としてナンセンスなのだ。

 

これが一般的に正しいかなど、どちらでもいい。13年間生きてきた今の息子にとってはこれが正しいのだ。それで十分と思わされた。もう息子の志については考えない。

 

そして思った。

 

「大志を抱くことが重要だ」と話せば話すほど、息子の心は冷めていく。

 

そんなことより、ありのままの息子を愛し、無条件に信じ続けるのが親の役割だ。

現金主義の皆様へ

レジで財布から小銭を出すのに時間をかけている人に気づいてもらいたいことがある。

 

いや、そういう人たちがもたついているがためにレジに並びイライラしたことがある人たちにこそ読んでもらい、この普及に協力してもらいたい。

 

そう、コンビニやスーパーでの話だ。

 

今、ほとんどのコンビニやスーパーのレジは機械化が進み、お金を入れればお釣りは自動的に計算されて出てくる。

 

しかも、自動販売機とは違い、一度にたくさんの小銭を入れられる。店員が受け取った金額を把握してレジに打ち込む必要もない。

 

つまり、財布からぴったりの小銭を探したり、端数を合わせようとする必要がないのだ。

 

持ってる小銭を全部機械に入れ、足りなかったら紙幣を入れればいい。

 

ローソンやNewDaysのように定員がお金を機械に入れる場合も同じだ。

 

持ってる小銭を全部渡せばいい。怪訝な顔をされたら「これを全部入れてください。足りなければ紙幣を渡します」と伝えればいい。

 

これで、財布の中もスッキリだ。10円玉が5枚とか、50円玉が2枚になることもない。

 

レジの支払いは、サッと済ませて、次に行きましょう。よろしくお願いします。

 

ところで、「そもそも現金主義はやめようよ。時代はキャッシュレスでしょ」という声があることは知っている。

 

私がそう主張しない理由は、私も現金主義だから。

死んだボールは下半身と腹圧で打つ

先日の湘南ローンテニスクラブのメンズチャレンジシングルスで気づいたことを書く。

 

その日の2試合目の相手は以前負けた方だった。

 

その彼は、見た目は中級といった感じなのだが、頭がとても良く、相手の苦手とするボールをしっかり狙って打ってくる。

 

かつ、私の比較的攻撃的なサーブもフォアハンドストロークもゆるく返すことができる。しかもポジションを下げずに。

 

以前戦った時は完全に油断していた。相手を見た目で判断し、きれいに足元をすくわれたのだ。それ以来、誰とやる時もすべてを出し切ることを心に決めたほど、その敗戦は私にとって大きな学びとなっていた。

 

そして、今回も、その彼のお陰で学べたことがある。

 

この日は初めからガチで臨んだ。

 

しかし、前回の負けや相手に対する苦手意識が頭をよぎるだけでなく、前回と同じようなミスを連発しているではないか。

 

正直かなり焦った。

 

具体的には、緩く死んだようなボールを低い打点で打たされており、その返球がことごとくアウトするのだ。

 

そして、その時初めて気づいた。

 

前回の敗因は、油断だけではなかったのだ。相手が狙って打っているこのボールへの対応が最後までできなかったからだ。

 

そして、ここからはこのボールへの対応に集中した。

 

まずは分析だ。なぜミスっているのか。原因は次の3つと考えられた。

 

  • 必要以上に速いボールを打ち返すイメージを持ってしまっている
  • かつ焦りから余計に力んでいる
  • そしてそもそも理想的な打点に入れていない

 

一見中級に見える相手に大苦戦している自分を許せず、圧倒してやりたいという傲慢さが邪魔をしていたことは認めざるを得ない。自分に対するイライラもあり、強打を叩き込むイメージとなっていたのだ。

 

死んだボールを強打するのはとても難しい技術にもかかわらずだ。

 

しかも、カウントも心理面も常に相手が優位にあると錯覚し、常に焦っている状態だ。そのため、明らかに上半身、特に腕力で打ちに行っている。

 

下半身から打つべきだということに気づけたことで、そもそも打点に入れていないことにも気づけた。要はより判断を早くし、瞬発的にポジションを上げて、もっと高い打点で捕えるべきだったのだ。

 

すると、体が勝手に下半身と腹圧だけで打っていた。ボールのスピードは落ちたが、理想的なボールになった手応えがあった。

 

これを打った直後、「なるほど、死んだボールは下半身と腹圧だけで打てばいいのか」と結論づけたのだ。

 

とここまで書いてさらに気づいた。

 

体が勝手にやったことなら、覚えておくべきことはそこではないのではないか?

 

「焦るな。冷静になれ。そして、しっかり自分の打点に入れ。なにより、意図を持って狙って打ち続けろ」

 

今の私が意識すべきは、打ち方ではない。やっぱりこっちだ。

 

これからもすべてのショットを、意図を持って狙って打ち続ける。

習慣化のコツはスモールスタート

このブログは2022年4月29日から書き始めて、はじめの1年間は毎日1回投稿していた。

 

今は不定期で平均すると2,3日に1回くらいのペースになっているが、日々の学びのアウトプットの場として習慣化できていると言える。

 

また、以前も書いたが、朝起きたら毎日やっているトレーニングがある。45分前後の時間をかけている。

 

今は以前書いた内容から少しメニューを減らしているが、欠かさずやっているので習慣化できたことのひとつと言える。これをやらないと健康的な一日が始まらない。

 

早朝にテニスがある日でも、このために必ず家を出る1時間30分前に起きている。始発に乗るために4:00に起きて5:30に出るということもある。

 

そのために前日は早く寝る。睡眠時間の確保と同等に、私にとってこの朝のルーティンのための時間の確保は重要なことになっている。

 

さて、先日、 やっぱり習慣化のコツはスモールスタートだなと改めて思った出来事があったので書く。

 

というのも、珍しく息子から「運動不足で体がなまってきてるから毎朝腕立て伏せと腹筋をやろうと思うんだけどやり方を見てほしい」と相談を受けたのだ。

 

実は、息子は中学受験の直後に浮かれて左足を骨折し、2ヶ月後に治ったと思ったら、今度は医者も想定していなかった神経麻痺で左足首がまったく動かせない状態になっていた。2ヶ月もの間ギブスが神経を圧迫し続けていたというのだ。

 

その後、私が過去にお世話になり絶大な信頼を寄せている横浜市スポーツ医科学センターに行かせることにした。

 

幸い神経が切れたりはしていないため、リハビリを続ければ必ず元のように動かせるようになると言われ、今も2週間に1度のペースで通っている。

 

完全に回復するまでの時間は医者も読めないとのことだったが、息子の場合はかなり長い時間を要しているようなのだ。昨日も通院日だったようだが、ようやく本来の30%くらい動かせるようになったと報告があった。

 

ちなみに、普段は特殊なサポーターを左足首に装着しており普通に歩けているように見える。

 

中学ではサッカー部に入る気満々で、今週中間テストが終わり、一昨日の金曜日は部活説明会、来週から仮入部が始まるというのに。

 

まぁ、それでも息子はとても前向きに新生活を楽しんでいるから大したものだ。運動があまりできないのによく食べ、よく遊び、よく寝るから体重が急に増えてきたというわけだ。

 

太ってはいないが、流石に何かやらないとまずいと思ったのだろう。

 

と長々と息子が相談をしてきた背景を書いたが、これには意味がある。

 

これくらい、息子の意志は固そうにみえたにも関わらず、まさに三日坊主となっていたのだ。

 

その原因は、私のアドバイスに反した行動をとったからと言わざるを得ない。

 

私からのアドバイスは以下だった。

 

  • 腕立て伏せと腹筋はこうやるといい
  • 回数はそれぞれ10回ずつでいい
  • 習慣化して毎日やることを定着させるのが先(初めはラクしていい)
  • 回数を増やすのは習慣化できてから

 

「わかった。とりあえず朝の習慣にするから明日の朝から早速やってみる」

 

そして次の日の夜できたか聞いてみた。すると息子は意気揚々とこう言ったのだ。

 

「うん、やったよ!余裕だったから調子乗って100回やった。腕立て伏せと腹筋合わせて100回」

 

あぁ、これは黄色信号、初めての筋トレあるあるだなと思いつつ。やれたことを褒めておいた。

 

そして次の日の夜もできたか聞いてみた。するとこう返ってきた。

 

「腕立て伏せはやったんだけど、筋肉痛がひどくて腹筋はできなかった」

 

まぁ、筋肉痛は筋肉が増える証拠だからよしとする。しかし、腹筋は早速習慣にできなかったということだ。それでも、時間を取ったのは良い。また褒めておいた。

 

そして、次の日も聞いたらこう返ってきた。

 

「時間が作れなくてできなかった。睡眠時間を削ったり、学校を遅刻してまでやるべきではないと判断した」

 

三日坊主ならぬ、二日坊主。

 

まぁ、良い失敗経験としよう。とりあえずこの時は何も言わず「そうかそうか」と答えておいた。今はこれ以上何かを言う必要はないと判断した。

 

さて、腕立て伏せ10回と腹筋10回は多く見積もっても2分あればできる。時間は言い訳にはならない。

 

そもそと、筋トレが「時間を割いて頑張ってやるもの」となってしまっているのがよくない。習慣化するためには、まずは隙間時間でサクッとやるものと考えを改めた方がいい。

 

その数日後、コンビニでピノを買ったらドラえもんがこう言っていた。

 

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そう、こういうことだ。

 

しかも、4日連続で買ったら、すべてこれだった。これは、息子にこれを伝えろというドラえもんからのメッセージだ。

 

そして、この話を息子にした。

 

私「ピノが今ドラえもんとコラボしてて、ドラえもんの名言集を届けてくれるんだけど、4回連続でこれだったんだよ。お前の筋トレのことだな笑」

 

息子「あーなるほど」

 

どこまで伝わったかはわからない。けど、今はこの程度でいいだろう。あとは自分次第だ。自分の経験から学び、自分で自分の未来を決めればいい。

 

最後に、これも以前書いた記憶があるが、こんな経験もしている。

 

今はそれほど走っていないのだが、ランニングを習慣化していたことがある。その頃は「毎回100m走ればOK」としていた。

 

100mだけだから腰は重くならない。そして、着替えて100m走ると必ず思う。

 

「せっかく着替えたし、3kmくらいは走るか」

 

冒頭に書いたこのブログの話も、毎日書けるくらい習慣化できたらいいなとは思っていたが、実は毎日必ず書くとは決めていなかった。

 

やり出したらそれにこだわり始めた自分が後からついてきたのだ。

 

習慣化のコツはスモールスタートだ。

詐欺からお金を取り戻した話

ちょうど一年前、昨年の5月に詐欺にお金を騙し取られた。注意喚起を目的にこのブログでも書いているから読んでほしい。

 

詐欺にやられた話

 

ECサイトで買い物をした気になり、15,478円を銀行振込みで支払ってしまったのだ。

 

注意喚起と言っても「このECサイトは注意」という話ではない。詐欺サイトに騙される人の心理状況を共有している。明日は我が身と思ってほしい。

 

「いや、俺は(私は)騙されるほど馬鹿じゃない」

 

そう思ったあなたこそ読んだ方がいい。私もそう思っていたからだ。

 

さて、今回は、あれから一年経った今、そのお金を取り戻した話だ。

 

厳密には、15,478円の内の14,040円を詐欺の手に渡る前に取り戻した。

 

もし私と同じように「詐欺サイトにやられた!」と思ったら、これを思い出して行動してほしい。

 

前述の投稿の最後に書いた通り、私は振込んだ銀行(今回は埼玉りそな銀行)に電話で報告した。「この口座は詐欺師の口座です」と。

 

おそらくクレジットカード会社もだが、銀行ならちゃんと詐欺被害相談窓口がある。窓口の担当者も慣れたものだった。

 

対処の流れは以下とのことだった。

 

  • 報告のあった口座が犯罪に使われていたと銀行側が判断した時点で銀行はその口座を名義人から切り離す
  • 半年ほどの期間を定めて被害者からの報告を集める
  • 集まった被害総額よりも切り離した時点の口座残高が少ない場合は全額戻ることはないが、各被害者の被害額の割合で分配金が決定し、口座に振り込まれる

 

そして、指示に従い、送付されてきた書類を確認し、必要な提出書類を用意して無料の返送用封筒に入れて提出した。

 

その内容はそれほど煩わしいものではなかった。被害内容と詐欺口座と自分の口座を記入する「簡単な書類」と「振込証明」だけだ。

 

私の場合、スマホから振り込んでいたので振り込み記録が記載されているスクリーンショットを印刷したものが振込証明として認められた。

 

それからだいぶ経った今、分配金の決定書が届き、その数日後の昨日、無事、14,040円が口座に振り込まれた。

 

私の被害額は15,478円だったが、今回の被害総額は109,250円とされ、口座が名義人から切り離された時点の口座残高は99,101円だったため、私の分配金は14,040円となったらしい。

 

送られてきた書類には次の計算式が記載されていた。

 

99,101円 × 15,478円 ÷ 109,250円 = 14,040円

 

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とても嬉しかった。

 

憎き詐欺師の手に、私のお金はほとんど渡らなかったのだ。

 

万が一あなたが詐欺にあい、その1ヶ月以内に気づけたなら、諦めないで行動してほしい。

 

こうやって取り戻せることがある。