死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

フィジカルが繰り出すナチュラルな出力

前回「ChatGPTをフラットサーブのヒントにする」と書いたが、結論からいうとそこで導き出したことはあまりヒントにならなかった。

 

直線で飛んでいくボールを打てたとした場合、サービスライン上にバウンドするボールは必ずネットの白帯に当たるという事実には驚いたし、そのことで、直線的な弾道をイメージしてはいけないことにも納得した。

 

これはChatGPTのお陰で気づけた大きな収穫といえる。ただ、試してみた結果、それ以外はすべて忘れていいと結論づけた。

 

一方、ChatGPTとは関係ないポイントとして、「筋肉に頼らず身体を大きく使ってナチュラルに打ったサーブ」と書いたが、これがもっとも重要であることがわかった。

 

サーブはこれまで苦手意識が先行し、あるいは「回転をかけなきゃいけない」「速いサーブで相手を追い込まなきゃいけない」という気持ちが先行し力んでいたため、前のめりにもなり、すべてのボールが低くなっていたのだ。

 

そこで、フィジカルが繰り出すナチュラルな出力だけで毎回打てばよいと考えてから、力みがなくなり、柔軟性が増し、身体がしなるようになり、ボールをイメージにかなり近い弾道まで持ち上げられるやうになった。

 

結果、安心感が得られるようになってきた。

 

「力まない」でもダメで、
「脱力する」でもダメ、
「自然体で」でも再現できなかった。

 

サーブにおける自分にとっての正解は「フィジカルが繰り出すナチュラルな出力で」という感覚だった。

 

これは大きな前進だ。

 

ここでできるようになったと安心しきらないで、完璧に習得し、再現性が高まるまでサーブは毎回真剣に取り組む。

 

さて、さらにこんなことも確信した。

 

私にとってテニスは、基本的には歯を食いしばってやるものではない。

 

歯を食いしばって打っているということは、フィジカルが持ち合わせたパワー以上の出力を発揮しようとしている証拠だ。心理的にも余裕がなくなる。

 

それは無理をしている。だから持続可能性が低い。SDG's的にも間違っている。

 

もちろん、相手のレベルが上がれば無理をせざるを得なくなるが、それはまた別の話だ。これまで、相手のレベルが低くても無理していたのをまずは正す。

 

また、以前、ストロークは相手の出力に自分の出力を合わせるという話をした。

 

これも結果的にナチュラルなプレーになる。

 

やるとわかるがこれも歯を食いしばることがなくなる。下半身はしっかり準備するが、それ以外は自ずとナチュラルな反応になる。

 

結果、美しくもなる。

 

フェデラーがボールを打つ時の表情は一切気張っていない。そんな感じになる。

 

身体の大きい私は、歯を食いしばるスタイルより、ナチュラルベースのスタイルの方が理にかなっている。ナチュラルなのに、身体が大きい分、他の選手より質の高いボールになり得るからだ。

 

そのことを最近のテニスで確信した。

 

ナチュラルべースのスタイルとは、サーブはフィジカルが繰り出すナチュラルな出力で、ストロークは相手の出力に合わせて、すべてのショットを意図して打つということだ。

 

もちろん、これはウエイトトレーニングを始めたからできるようになったことでもある。

 

このサーブはフィジカルが繰り出すのでフィジカルが強くなくては、ベースが強くなくてはできない。

 

ストロークも下半身の安定感がないと相手の出力に合わせることはできない。

 

これは、週2回のウエイトトレーニングを続けているから成せるのだ。

 

最近の気づきはすべて、この最終形態に辿り着くためのヒントで、ここにきてすべてが繋がった感覚がある。

 

まもなく、大きな壁を超え、また生まれ変わる。