死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

結果を出し続ける息子を見ていて思った

ここで言う「結果」は、相手がいる世界での話しだ。例えば、ダイエットで10kgの減量に成功したといったものではない。

 

2024年も息子は結果を出し続けた。

 

中学受験の難関校合格に始まり、中間テスト・期末テストでも常に学年上位(二学期の中間・期末はいずれも学年2位)、数学オリンピックではファイナリスト、サッカー部では1年生にして2年生チームのレギュラー、センターバックでディフェンスリーダーを務め、チームも県大会出場を決めた。

 

そして昨日は市のトレセンメンバーに選出されたではないか。

 

なぜこんなに結果を出せるのだろうか。

 

息子を間近で見ていると、勉強とサッカーではその理由が異なることがわかる。

 

勉強で結果を出せる理由は以下だ。

 

日本国内の同学年で天才と言われるトップの子どもたちがどのようなレベルかを知っていて、今の自分が目指したいのはこれくらいという志があり、今の自分の周りにいる仲間たちのレベルがどれくらいで、それに対して今の自分のレベルがどれくらいで、自分がいつまでに何をどれくらい勉強すれば自分の狙っているレベルに達するかを把握しながら活動しているからだ。

 

結果を出すことを目的にしており、ある程度狙った結果を出すことができてしまう。

 

これは中学受験の賜物で、彼はこの能力を中学受験で身につけた。

 

これはなかなか真似できるものではないように思う。

 

次に、サッカーで息子が結果を出せる理由だ。

 

こっちはテニスで結果を出したがっている私にとってもとても勉強になるもので、それは以下だ。

 

「サッカーがとにかく好きで楽しいし、試合で自分もプロみたいにプレーできるようになりたい」とただただ想ってそのために自分なりに考えながら活動しているからだ。

 

勉強とは異なり、結果を出すことを目的としていない。他の誰かと比較された結果よりも、その想いを大切にしているのがわかる。

 

それはつまり、自分のことを大切にしているということでもある。自分のペースを大切にしている。

 

トレセンに選ばれるために頑張るとか、プロになるために頑張るという発想がない。

 

ただただ、プロのようにプレーすることを目指し、サッカーそのものを楽しんでいるにすぎない。

 

結果は後からついてきたものにすぎないのだ。

 

サッカーは勉強と異なり、同学年の日本トップクラスをまだ知らない上、出会いなどの偶然や運によっても左右することもわかっているのだろう。

 

市のトレセン候補に選ばれ、トライアウトのためにトレセンの練習に参加して帰ってきた日にはこう話していた。

 

「思っていたよりレベルが高くて疲れた」

 

ただ、刺激や学びも多く、そういったレベルの中でやれて楽しかったようだ。どのようにレベルが高かったのかを詳しく説明してくれた。その内容には感心するばかりだった。

 

サッカーにおいて、息子の中にある想いは「将来、プロになりたい」ではなく、「今、プロみたいにプレーしたい」だ。

 

だから、YouTubeでよくプロのプレーを観て自分なりに学んでいるし、YouTubeに限定公開されている自分の良いプレーを親に見せつけながらドヤっている。

 

もちろん、現段階でも選んだ学校やそこで教える指導者、近い価値観を持つチームメイトに恵まれているというのもある。

 

それでもそれ以上に、純粋にプロを真似して、プロのプレーに近づいていく自分を楽しんでいることが重要なのだと思う。

 

見習う。