死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

哲代さんの長生きと哲兵の目指すそれは違う

先日、成長は長生きするための手段と書いた。

 

そしてその数日後、長生きするだけではダメと書いた。死に方が大事だと。そして、「102歳、一人暮らし。」という本に登場する哲代おばあちゃんを思い出したと。

 

ただ、彼女の長生きは、私が目的とする長生きとはだいぶ違うので、それについて書いておく。

 

私が長生きしたいから死ぬまで成長すると宣言した理由は、私のことを心から愛してくれる息子がいるからだ。そんな息子を悲しませたくない。いつまでも元気な親父として生き続け、死ぬ時は迷惑をかけずにコロッと死んであげたいから。

 

一方、哲代おばあちゃんの長生きは、それとはまったく異なる。そもそも子供はいない。そして、長く生きることが目的となっていない。「生きている限りはポジティブに明るく元気に生きたい」と考え、習慣を変えた結果、長生きしているのだ。長生きしやすい性格だったというのもある。

 

結婚はしているが、旦那さんは先立っている。彼女の生きるモチベーションは子供や家族とかではなく、家だという。家を守りたいという使命感が強いのだ。

 

それでも、彼女の発言を聞く限り、長生きは目的になっていないようだ。目的は、今があることに感謝し、自分のために、今を明るく楽しく元気に生きること。長生きは、その結果なのだ。

 

私の長生きの場合も、ここから学べることは多い。

 

また、子供がいると「あとは任せた」と言って死ねるが、哲代おばあちゃんのように子供がいないと「あの家は自分しか守れる人がいない」となるのだなと。

 

そう言った意味では、自分は哲代おばあちゃんのようには長くは生きないかもしれない。

 

まぁ、いずれにしても、息子に元気な姿を見せ続け、できるだけ迷惑をかけずにコロッと死ぬことを目指す。

 

ついでにいうと、できることなら、何か実用的な財産を譲れるほどになりたい。

 

だからやっぱり、成長し続ける。そのベースとしてまず、自分のことは自分でやり続ける。

 

最後に、哲代おばあちゃんの講演動画を紹介する。声が大きく、元気が良くて、いつもニコニコだからとてもかわいい。そして何より、脳みそが若いことがわかる。