死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

ダッシュ時の運動連鎖

最近ようやく、週3の坂道ダッシュを習慣化できました。

 

以前、毎日やっていた時は限界突破を目的にタイムを測っていたんです。

 

毎日、自己ベストタイムを目指すことで、短時間で身体を強くしていくことを狙いました。

 

そして、どんどんタイムを更新し、どんどん身体が強くなっていることを実感していました。

 

が。

 

オーバーワークで怪我をしました。

 

長らくこのトレーニングを封印しなくてはいけなくなり、身体が明らかに弱くなっていくという経験もしました。

 

「急がば回れ」ですね。

 

今は頻度の最適化を目指し、週3にしています。

 

そして今はタイムを測っていません。それでも、怪我をする前と比べたら遅くなっているのは明らかです。

 

「あの頃と同じレベルに戻るまでには年単位でコツコツ積み上げていくしかないか」

 

そう考えていた数日前、いつものように走りながら「ダッシュ時の運動連鎖がわかったかも!」となりました。

 

その時、あの頃に近い速さで走っている感覚を覚えたので、それがどんな走りだったかを言語化してみます。

 

前置きが長くなったのでここからは結論から話します。

 

次のふたつを両立できた時、運動連鎖が完成し、爆発的な推進力が生まれることを実感できました。

 

  1. 力まずに腕を大きく速く振る
  2. 軸ぶれをゼロにできるだけ腹圧を高める

 

どれだけ速く走れるかはこのふたつの掛け算で決まると言ってもいいと思います。

 

どれだけ腕を速く振っても、軸がぶれまくっていたらまったく速く走れません。

 

軸がぶれていなくても、腕を振らなければやっぱり速く走れません。

 

両方できた時に初めて速く走れます。手順は次のイメージです。

 

よく聞く「速く走りたければ腕を速く振れ」は正解で、まずこれをします。

 

すると、軸がぶれやすくなるので、その軸ぶれを抑えるために腹圧を高めます。

 

腹圧って何?という方は「腹圧が運動効率を高める」という以前の投稿でわかりやすく説明しているのでそちらを参考にしてみてください。

 

腹圧を高め、軸ぶれをゼロにできたとき、グンッ!グンッ!グンッ!と力強く地面を蹴り上がっていける実感を得られます。

 

一歩一歩は、瞬発的な感覚です。

 

決して軽くない身体を、片足で下から上に一瞬で蹴り上げる、それを一定の速いテンポで左右交互に「タッタッタッ」というイメージで軽やかに上がっていけるようになります。

 

最後に腕の振り主導ではなく、腹圧主導になれたことを実感できれば完璧です。

 

こうなった時に初めて、ダッシュにおける運動連鎖が完成したと言えるのだと思います。

 

あーこれ、答え合わせしたい。

 

よし、為末大さんにTwitterで聞いてみよう。

 

それではまた!