筋トレはカラダの変化が目に見えてわかるので成長を実感でき嬉しくなる。そうだろうなとは思っていたがやってみて改めて、筋トレにハマる人の気持ちがわかった。
そして、おやじでも成長を感じられると目の輝きを取り戻せるのはテニスに限った話ではない。
「筋トレが最高のソリューションである理由」という本がだいぶ前に流行った。読んでいないがそれもよくわかる。人生に張りが出るのだ。胸を張って歩きたくもなる。
私の場合は、あくまでもテニスの強化が最優先事項のため、テニスに悪影響が出るほど取り組むつもりはない。
ただそれでも、美術大学を卒業しているせいか、カラダの美しさは追いたくなる。あの有名な石膏像マルスのような。あるいは、ミケランジェロのダビデ像のような。
あくまでもテニスに良い影響の出る筋肉の美しさだが、邪魔しないなら必要以上に付けて美しさを追求したいとさえ思っている。
それを考えはじめると筋肉の「バランス」を無視することはできなくなる。いや、バランスが取れている方がテニスにも良い影響がある気がする。
私の場合、バックハンドストロークがシングルハンドということもあり、特に上半身は全体的に左より右の方が太い。腕も肩も胸も、脇の下から見える背中の筋肉も、すべて右の方が大きい。
写真を撮るなら右斜め前から撮ってほしいと思うほどだ。鏡に映る右斜め前の自分はギリギリスポーツマンだが、左斜め前の自分は情けないほど貧弱だ。
例えば懸垂をすると、右が強いために足が右に大きく振れ身体が傾く。この脇の下から見えるウイングのような、本来であれば逆三角形を描くはずの背中の筋肉に一番差がある。次に差が大きいのは二の腕だ。
だから、ウエイトトレーニングでその差を埋めたいと考えている。
が、私の場合、どうするのがベストだろうか?
そこで、会社のマッスル部の部長に相談した。
そして、だいたいの方針を決めた。あとはやりながら最適化していく。
下半身は、上半身ほど左右に大きな差は感じないため、気にせず左右同等にトレーニングをこなしていく。
上半身は、胸筋はそこまで大きな差ではないためベンチプレスは気にせず同等にやる。
左が弱い懸垂で使う脇の下から見える背筋は、まずはそれを鍛えられるマシン「ラットプルダウン」を左右同等にやる。次に、左だけ「ケーブルクロスオーバー」で膝をついて上から下に引くトレーニングを取り入れる。
最後に左の方が弱い二の腕だが、これはシンプルにダンベルで手首のトレーニングをする際、左に多めに刺激を入れる。
さて、今日は土曜日だから下半身のトレーニングをしてからテニスをした。テニスも悪くなかった。
明日は日曜日だから上半身のトレーニングだ。上記の内容に取り組んでからテニスをする。