死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

3億円を手に入れたら何に使うか

宝くじはこれまで買ったことも、今後買うこともないが、こんなことを問われて気づかされたことを書く。

 

「3億円を手に入れたらあなたは何に使う?」

 

脳科学者の中野信子氏の本「科学がつきとめた「運のいい人」」を読んだ。

 

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どうやら私は、結構な割合でここに書かれている運のいい人の振る舞いをしているらしい。

 

確かに、「自分はなんて運が悪いんだ」と思ったことはこれまでに一度もない。逆に、「運がいい」と思ったことは多くはないが、ある。

 

それもあり、この本を読んで納得することは多く、また、引き続きこれまでの振る舞いを続けようと考えている。

 

ただ、今の自分に満足しているわけではない。もっともっと自分で自分を、健康でイキイキした自分に変えていきたいと考えている。

 

なので、そうなるために必要なことで、今の自分に足りていないことが書かれていないかと読んでいた。

 

いくつか出てきたその内のひとつがこの記事のタイトルにあることだ。今回はそれについて書く。

 

それはこの本の終盤、第4章にあった。その章の見出しは以下だ。

 

運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める

 

この見出しを見た時は、目標や夢という言葉よりも「自分なりのしあわせのものさし」という言葉に意識が向き、「そこだよね」と共感している自分がいた。

 

さらに読み進めると次の見出しが登場する。

 

運のいい人はいつも頭のどこかで夢を意識しておく

 

ここを読んでいる時、「夢か。夢は、諦めてしまったのかもしれないな」と、元気のない老いた自分が顔を出した。

 

少し前の投稿「新しい学校のリーダーズ沼からの「!」」にも書いた通り、以前持っていた「何者かになりたい」という野望は、今はもうない。

 

それでも、「プロのサラリーマン」と「アマチュアテニス選手」を追求する!と書いた。

 

そんなことを思い出していた。

 

さらに読み進めるとこう書いてあった。

 

ある日、宝くじで3億円が当たったとしましょう。

あなたはこの3億円を何に使いますか?

ちなみに、「とりあえずためておく」という答えはナシです。

 

これに即答できる人は、目標や夢を具体的にイメージして、常に意識できている人で、そういう人が運を掴めるのだと。

 

さらに、こうあった。

 

また、手段と目的を間違えないようにすることも大事です。

「宝くじが当たりますように」「志望大学に入れますように」「もっお痩せますように」などは、願いごとの王道といえるかもしれませんが、実はこれらは願いごととはいえません。お金や学歴、スタイルは目標や夢を叶えるための手段にすぎないのです。考えるべきはその先です。

 

は!っとした。

 

これまで考えてきた「何者かになる」も「プロのサラリーマン」も「アマチュアテニス選手」も手段ではないか!

 

目的はなんだ?

 

なんで何者かになりたかったんだ?もうそれにはならないにしても、何でプロのサラリーマンになると決めた?何でアマチュアテニス選手活動を続けると決めた?

 

そう。アマチュアテニス選手に限っては明確な目標がある。それは「神奈川県選手権年齢別シングルス優勝」だ。ただただそれを成し遂げたい。それが目的だ。

 

では、プロのサラリーマンは何のためにしている?

 

それが今の夢ということだ。今の自分にもきっと夢があるのだ。自分のしあわせのものさしで決めた夢が。

 

プロのサラリーマンの先にある夢はなんだ?

 

その後、自分と向き合い、整理した答えが以下だ。

 

「家族を幸せにする。家族を笑顔にする」

 

そしてもうひとつ。

 

「仕事を通して、自分と関わるすべての人たちを笑顔にする。優先順に、同僚も、パートナー企業の担当者も、顧客も」

 

その結果得たいことがある。

 

「幸せを感じながら、感謝をしながら、ガッツポーズをしながら、笑顔で死ぬ」

 

これが今の私の夢だ。

 

今の私が無限のモチベーションを持つ、会社の売上の成長に直接的に貢献することも相手を感動させることも、その他のすべての振る舞いが、この夢を叶えるためにある。

 

だから、3億円を手に入れたら、まずはこのために使う。具体的には、住宅ローンや息子の学費など、すべての家系だ。テニスに関しては、以前書いた通り「目標達成のために環境を再構築する」ために使う。

 

贅沢には興味ない。

 

2億円以上余るが、その使い道はその後で考えることにする。