死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

光が見えた

県選手権で初戦敗退し、落ち込み、長いトンネルに自らの足で入っていく感覚があった。

 

気持ちの問題という自覚はあったがそのトンネルは簡単には抜け出せない気がしていた。

 

ただ、逃げる気はなかった。

 

たとえ気が乗らなくても、いつも通りコートに立ってもがけばきっと前に進めるはずだ。

 

そして、今日の朝練。

 

前半は何ひとつ上手くいかずとても辛かったのだが、後半に大きな収穫を得た。これは、早くも出口から差し込む光が見えたと言っても過言ではない。

 

少し前の投稿「目標達成のために環境を再構築する」に書いた通り、今後時間をかけながら環境を変えていくつもりだが、同時にテニスも変えていかなくてはいけないと考えていた。

 

その糸口が見出せたのだ。

 

テニスを変えると言っても、どう変えると良いのかを見出すのはとても難しい。

 

これは、前に進む足を止めずに、トライアンドエラーしながら、自分に合った仮説の立て方や具体策の見出し方を研究するしかない。

 

フォームを変えるのか、フィジカルを変えるのか、メンタルを変えるのか、プレースメントを変えるのか、それとも他の何かを変えるのか。

 

細かくは定め切れていなかったが、フォームやフィジカル、メンタルなど、自分の内側のことよりも、今の壁を乗り越えるために変えるべきはプレースメントだろうということは試合経験から確信していた。

 

もっと言うと、テニスの原理原則をちゃんと理解した上で、プレースメントを変えられた方が良さそうだと。

 

しかし、それが具体的に何かはわからなかった。仲間に言われたことを試してみたりするのだがいまいちピンとこない。

 

例えば、「スピン量を増やした少し高めの軌道のボールも混ぜた方がいい」や「ラリー展開を型にはめたテンプレテニスを目指すといいのかも」などだ。

 

私の場合、コートの外で頭で分析し、「だからこうしていくべきなのではないか?」と出した仮説が今の自分には合わないことが少なくない。

 

打ちながら、試合をしながらでないと糸口を掴むことができないらしいのだ。

 

ただ今回は、次の動画がヒントになった。いや、練習前に「これを参考にやってみよう」とは考えていなかった。前夜にたまたま観ていたこの動画を打ちながら思い出し、やってみて気づいたのだ。

 

動画で試合をする全日本ベテランJOPランキングNo.1、比嘉明人選手のポジショニングがとても印象に残っていたのだ。

 

 

私は不器用だからいろんなことを考えながらテニスはできない。だからひとつずつ極めていく。

 

まずは「ポジション」だ。

 

ポジションをどう変えていくのかは秘密だが、あるポジショニング動作がいつのまにか身体に染みつき、それが大きくプレースメントに影響していることがわかった。

 

ちなみにこれは、燃費が悪いと感じていた自分のプレーの変革にもつながる。一石二鳥だ。

 

生きてる間に生まれ変わる。