死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

受験も学歴も無意味と言われる理由

昨日「正しい学歴主義」という投稿をした。今回はそれと合わせて考えさせられたことだ。

 

「ここに書かれていることが正しい」という主張がしたいのではなく「これが今の私の解釈」というだけだ。

 

誰のためでもなく、自分の頭を整理するために書く。

 

「受験も学歴も無意味。学校の勉強はしなくても問題ない」

 

この手の主張をしている著名人には、東大に入学した後に起業をしている人など、学歴が高いだけでなく、社会に比較的大きな影響を与えている人たちが少なくない。

 

例えば、以下だ。

 

 

 

これについての私の解釈を整理し、それを踏まえて気づいた「私の育児の間違い」を言語化し、行動を改めていく。

 

この話は、目的と手段を明確にしておかないとややこしくなる。

 

受験も学歴も手段だ。目的はなんだろうか?例えば、以下が考えられる。

 

  • まともな会社に就職する
  • 自分でお金を稼げるようになる
  • 社会のために新しい価値を生み出す
  • 戦争をなくす
  • 世界をよりよいものに変える
  • 自分だけでなくみんなの人生を豊かにする

 

多くの一般人が1つ目のまともな会社に就職することが目的であることを前提にこの手の話を聞いているように思う。

 

日本の場合、まだまだ学歴がいい方が就職しやすいのは事実だ。

 

だから、この手の主張に疑問を感じている人の方が多いかもしれない。あるいは、鵜呑みにして就活に失敗している人もいるかもしれない。

 

一方、この手の主張をしている著名人は、一生安泰と言えるようなまともな会社など存在しないと考えている人がほとんどだ。そこに居座ろうとすること自体がナンセンスと考えている。

 

そもそも、もっとスリリングで面白い人生を歩みたいと思っている。

 

つまり、主張の前提にある目的は前述の例の1つ目以外だ。

 

言い換えれば、目的は、何が起きても自分の力で生きていけるように自分を成長させること=生きる力を身につけることで、そのための手段は、受験を頑張って高学歴を獲得することではないと言っている。

 

そうではなく、社会に出ていろいろやってみることだと。経験から学ばない限り、生きる力は身につかないと言っている。

 

重要なことは、学力ではなく何でもいいから気になったことを片っ端からやってみる行動力だと。

 

トライアンドエラーを繰り返して、失敗と改善を繰り返してはじめて生きる力は身につくと。

 

私の解釈をまとめると以下だ。

 

目的:
たとえ頼れるものが自分しかいないところからでも生き抜く

 

手段:
何でもいいから自らの意志で行動しながら失敗と改善を繰り返す

 

理由:
なぜならこの目的を果たすための学びは経験からしか得られないから

 

育児視点のポイント:
この目的を果たすために必要な次の素質はすべての子供が持って生まれてきていることに気づくこと

  • 好奇心
  • やってみたいという意志
  • 夢中になるほどの行動力
  • 失敗から学ぶ力

 

考えなくていいこと:
受験や学歴

 

逆に言うと、何でもいいから自らの意志で行動しながら失敗と改善を繰り返す対象が受験や就活となった人はそれでいい。

 

「親に言われて」や「みんなやってるから」などではなく、「自分がやりたいから」であれば何も問題ない。

 

息子の中学受験はまさにそうだった。

 

「それは人生を遠回りすることになる」と言う人もいるかもしれないが、人は経験からしか学べないのだから、本人からするとそれは遠回りにならない。

 

勉強に夢中になっている我が子から勉強を取り上げる親も、サッカーに夢中になっている我が子からサッカーを取り上げる親も、アルバイトに夢中になっている我が子からアルバイトを取り上げる親も、みんな間違っている。

 

子供の命を守るための「ダメ!」以外の「ダメ!」はすべて間違っている。

 

まもなく中学生になるひとり息子の親としては、今息子が夢中になっていることを全力で応援すればいい。

 

もちろん、こんな世界もあるよという情報提供はしても良いだろう。ただし、冒頭のリンクのような情報の共有はNGだ。

 

それは息子を否定する行為と同じだ。「ダメ!」と言っているのと同じだ。

 

それをやっていた私は、反省し、行動を改めなくてはいけない。

 

今すぐ改める。