死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

「職人」うん俺は職人になる

こんな記事を見つけました。

 

 

「クリエイティブ × 親子」は大好物なので迷わず読みました。

 

そして、この記事の中で親方が言っている次の2つの言葉は、まさに私が悟ってきたことで、とても大切なことと思っているので、このブログにも書き留めておきます。

 

ひとつめは、私が育児やジュニアのコーチをしていて意識していること。

 

息子たちはやりたいことがいっぱいあるはずだと思っていました。押し付けられて上手くなる仕事じゃないし、最初は好きにならないとできないことだから、「自分の道、拓いていったらいいよ」と言っていました。

 

例えば、私の時代と息子の時代とでは違うことが多い上、息子は私ではない。

 

何事も、息子のペースで、楽しさを噛みしめられているかを一番大切にしています。

 

私が息子をテニス嫌いにさせてしまったという大失態があったからこそなのですが(正確には、一緒にテニスするパパ嫌いです)。

 

そしてふたつめは、私の教育論。

 

最初は枠のなかで作れないといけないから、一応土もみや型入れを教えたけれど、その次のレベルになると、教えてできるものじゃない。「自己流でやれ」って、ほったらかし状態。「自分で気付くんだったら、おまえの身になるからな」と、見守っていました。自分で気付いて上がってきた人間は、本物だから。

 

特にこの最後の一文です。

 

極端と思われるかもしれませんが、私は、人は言葉で教えてもらわなくても興味を持ったものなら何でもできるようになると信じています。

 

現に私は、テニスも仕事も独学です。ネットや書籍の情報を参考にしながら、まず経験し、失敗しながら学んできました。高校を卒業してからは、誰かに教えてもらったことはありません。

 

ただし、見て真似はします。できる人から盗みます。それは、テニスも仕事も同じです。

 

実はこれ、子供もはみんなやっています。

 

教えてもらってないけど、みんな他人から学んでる。

 

これは人間がもともと持っている能力です。

 

前述の親方の言葉に「枠の中で作れないといけない」とありますが「一応教えた」だけです。重要なのはその先です。

 

アートであればなおさら、その先にしか価値は存在しない。これは、ビジネスも同じと思っています。

 

そして、テニスも同じです。最後は自分の感覚に落とし込めた時にはじめて、本当の意味で習得できたことになります。

 

という感じで、職人の方が悟っていることにめちゃくちゃ共感しやすかったりします。

 

あ、そうそう。私のTwitterやブログを見てくれている方はご存知かもしれませんが、私はストイックな方です。

 

こういうタイプは職人肌ですよね。

 

私は昔からその自覚がありました。社会に生きるより、個に生きるタイプ。私は完全に職人タイプ。

 

マルチタスクは対応できません。ひとつのことに全集中しかできません。やりだしたら、時間を忘れて没頭してしまいます。

 

だからテニスもみんなでワイワイより、2人で黙々とガッツリが好き。

 

きっと老後は、職人のような生活をしていると思います。いや、職人になっているかも。

 

テニス職人に。

 

それではまた!

「しつこく打つ」の2つの目的

少し前に「これがシングルスのすべて」という投稿をしました。

 

そこで言う「これ」は「相手見てしつこく打って逆を突く」で、その中で、是非これをやってみて検証結果を教えてほしいと書いたところ、こまテニスさんが実践して報告してくれました。

 

こまテニスさんその節はありがとうございました!とても嬉しかったです!!

 

TwitterのDMでそれについて会話する中で、以前の記事が言葉たらずだったなーと思ったと同時に、こまテニスさんに気づかされたこともあったので、今回はその辺りのことを書きたいと思います。

 

以前の記事の最後に「しつこく打つ」の部分は奥が深いのでいろいろやってみてと書きましたが、それについてです。

 

今回の論点はしつこく打つ目的、意味についてです。

 

それには大きく次の2つがあります。

 

  1. 相手の根気負けやミスを誘う
  2. こっちが打つコースを相手に意識付ける

 

試合中に、相手をよく見てしつこく何度でも相手コートにボールを打ち返すぞ!とボールに最後まで食らいつくと、相手のミスが増えていきポイントを重ねていくことができます。それがひとつめです。

 

そうか、当然こういった効果もあるよなとこまテニスさんに気づかされたのがこれです。

 

当たり前のことなのですが、私が課題としているしつこく打つの目的は他のところにあったので、こまテニスさんとやりとりするまでそれが盲点となっていました。

 

もうひとつは私が意識していた「逆を突く」ための布石とするケースです。

 

例えば、相手のバックハンド側にしつこく打つことで「あ、ここはまたバックハンドに打ってくるだろう」と相手に思わせるという意味です。

 

それがないと逆を突くのが難しくなります。

 

この場合、ミスを減らして打ち合う前提なので、難易度を比較するとこちらの方が少し難しいかもしれませんが、試合慣れしてきたら誰にでもできると思います。

 

私の場合、これまでひとつのコースにしつこく打つことの有効性が理解できていなかったり、そのためコースを散らすのが癖になっていたため、「しつこく」というキーワードで自分をアップグレードしようとしています。

 

「相手見て

    しつこく打って

          逆を突く」

 

極めます。

 

それではまた!

テニスシューズの悩み

単なるテニス好きだった頃は、ぶっちゃけテニスシューズはなんでもいいというスタンスでした。

 

しかしアマチュア選手活動をしている今は違います。

 

最大のこだわりは、グリップ力。

 

オムニコートでもまったく滑らないくらいのシューズを求めています。

 

もともとそんなテニスシューズはないと思っていたのですが、以前このブログでも紹介したことがあるアディダスのマルチコートシューズの内、ソールが次のパターンの商品を履いてから、もうそれ以外は考えられなくなりました。

 

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このギザギザの山がかなり鋭角なんです。

 

これがオムニコートをハードコート化してくれます。

 

オムニコートでもキュッと止まるのですが、それは人によっては止まりすぎて捻挫すると思うレベル。

 

そして今日、それを求めて横浜のウィンザーラケットショップに行きました。

 

今だと「バリケード」と「ウーバーソニック4」という商品のようです。

 

が、サイズがない。。これがいつも困ります。

 

今、28.5cmか29.0cmの在庫が他の店舗にないか確認してもらっています。

 

あればあるだけ買い占めようかなと。いや、そもそもない可能性の方が高そうですが。。

 

ちなみに、アディダスの場合、28.5cmが理想ですが、29.0cmしかない場合は靴下を2枚履きにして履いています。今履いてる靴は靴下2枚履き。

 

それではまた!

テニスに適した体格とは

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これは、先日のUS Open優勝が決まった直後のシフィオンテク選手です。

 

いやホント強いしカッコいい。

 

という話をしたいところですが、この写真を見た時、まったく別のことに驚いてしまいました。

 

皆さんはこの写真を見て何を思いますか?

 

私はこう思いました。

 

「太もも、太ぉぉッ!」

 

足首から膝までの太さと、膝から股関節までの太さが違いすぎます。

 

テニスは、特にシングルスは、フィジカル。特に体幹と下半身。下半身とは、お尻と太もも。

 

そう考えてきましたが、この写真はその太ももの太さが際立って見えます。

 

きっとお尻の筋肉も発達していると思います。

 

一方で、シフィオンテク選手はどちらかと言うとスリムな選手です。

 

それは、顔と上半身から受ける印象でしょう。以前このブログでも「シフィオンテク選手は胸が小さい」という話をしていますが、それもあると思います。

 

つまり、これがテニスのシングルスに必要な体格なのだと思います。

 

シングルスは、左右の切り返しを激しく行うスポーツです。何百キロという負荷を一瞬で受け止め、地面を蹴り返す脚力がもっとも求められます。

 

サイドランジにラインタッチダッシュ、振り回しの球だし練習あたりはテニスに必要なフィジカル強化にもってこいのトレーニングメニューと言えそうです。

 

それではまた!

スライサー対策

先日の川崎市民QFの相手がスライサーでした。

 

フォアもバックもスライス。やっぱり普段そんな人とテニスすることがないのでやり辛かったです。

 

結果は、43(2) 42でなんとか勝利。

 

救いはベテランJOPに出るような選手ではなかったことです。

 

別の言い方をすると、勝因はフィジカルで優っていたから。

 

あれでフィジカルまであったら完全にやられていました。

 

ベテランJOPにはそういう選手もいるのでもっと上手く戦えないといけません。

 

というわけで、終わった後に気づいたことも含めて、スライサー対策の一部を書き残しておこうと思います。

 

まず、一番わかりやすいところから。

 

「スライスはスライスで返す」それが最もリスクがないと考えそうしてしまうことが多かったのですが、それを多用してしまうと私の場合、自分のテニスではなくなってしまいます。

 

これが一番の問題でした。

 

後半は、浅めのスライスは打点を落としてしっかりスイングして打つことでペースを掴むことができました。

 

私の場合、技術力が足りないため、打点を落とせないとネットミスにつながりやすくなります。

 

そのため、相手のスライスが浅めで打点を落とせる時はスピン系で振り抜く、そうでない時はスライスで対応という打ち分けになります。

 

浅くなくてもスピン系で振り抜けるようになる必要性も感じたので今後の課題のひとつに加えていきます。

 

また、特にバックハンドスライスの打ち合いになることが多いわけですが、相手のスライスが甘くなったらフォアに回り込んで逆クロスにしっかり深く打ち込んでいくことで主導権を握りやすくなることもわかりました。

 

今回の試合では、この辺りに気づくのが遅すぎました。なので、相手の土俵でずっと戦っていた感じです。

 

それでも勝てたのは前述の通り、フィジカルがあったからです。

 

相手が「これで決まる」と思っているシーンでもスライスボールは速くないため走って返球できることが多く、それが相手のプレッシャーにもなっていました。

 

最後に、この試合ではほとんどやれなかったけど後で考えたらもっとやるべきだったプレーについて。

 

それは、ネットプレーです。

 

これは、試合慣れしている人からすると当たり前の発想で、スライサー対策の基本です。

 

それでも私はやれませんでした。

 

そもそもその発想に至っていないという。。実はそれくらいテニスIQが低いという自覚があります。

 

けどこれも、こうやって失敗を経験して、高めていけると考えています。

 

スライサー対策はもっと奥が深いと思いますが、今回はわかりやすいこのあたりの話までにしておきます。

 

それではまた!