死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

家族はもう前を向いている

前の投稿で書いた通り、2月5日に中学受験の最後の合否が出た時、息子も親である私たち夫婦も、とても動揺した。

 

今もまだ息子の前では、受験の話はもちろん、入学すると決めた中学校の話をするのも控えるようにしている。息子から話し出すのを待つ。

 

ただ、3人ともその結果から逃げているわけではない。それぞれがポジティブな面に目を向け、その結果を受け入れている。

 

息子に限っては、本人の口からそう聞けているわけではないが、日々の様子からそれがよくわかる。

 

妻と2人の時はこの話をよくする。そして、2人で意識合わせした結論は以下だ。

 

「この結果はむしろ、息子にプラスだ」

 

これはおそらく、間違いない。

 

それにはいくつか理由があるが、主には次な2つだ。

 

ひとつ目は、両親から褒められて育ち、自己肯定感が異常に高いこともあり力強く成長し続けている息子は、周りからチヤホヤされることが少なくないからこそ、今回のように思いっきり鼻をへし折られる経験は必ずプラスに働くからだ。

 

もちろん、そこから自力で立ち直れれば、という条件付きだが、彼は既に立ち直っている。

 

ふたつ目は、チヤホヤされるくらいの位置にいた方が、息子は伸びるからだ。

 

ギリギリで受かった学校より、余裕で受かった学校の方が当然、その中のトップ集団の中で活躍できる。

 

彼はドヤりながらの方が確実に伸びるタイプだ。

 

このドヤりながら走れる上にリベンジしろのある6年間は、間違いなく彼をさらに高いところに押し上げる。

 

おそらく、彼もすぐにそれに気づくだろうが、タイミングを見て、そう感じていることは伝えようと思う。

 

いや、彼がそれに近い話をした時に、それに共感する形で伝えるのがベストだ。その時を待つ。

 

何も心配いらない。

 

親は引き続き、彼を支援するだけだ。彼のことを囲い込まずに。