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さて、40代のベテラン選手としてテニスをする私の場合の話だ。
ベテラン選手でも、元プロとか元ジュニアトップ選手とかではない限り、まだまだ上達できる。
私は実際に今も強くなっていると感じている。
20代の頃の自分と試合をしたらいい勝負をするだろう。勝つ可能性の方が高いとさえ思えている。
なので今回の話は、40代になってベテラン選手といういわゆるガチ勢でまだまだ強くなることを前提とした場合の理想の練習量だ。
最近、それは2時間を週3〜4回と見出した。
先日、「基本大事」という投稿で、テニスをするたびに、無意識にできていることとできていないことが毎回異なり、それを確認する必要があり、それらのポイントはすべて重要といわれる基本だと書いた。
ここ1ヶ月はそれをやらないとパフォーマンスを上げられないし、やれていないことが多いためにパフォーマンスが上がるまでに時間がかかっている。
しかし、そのさらに前の1ヶ月は、その基本の確認をほとんどやらなくてもパフォーマンスを上げられていた。
つまり、無意識にできていることが多かったということだ。
そして気づいた。これはテニスの頻度に比例している。1ヶ月ほど前から、テニスの頻度が減っていたのだ。
過去の経験からも、週2回の時は、毎回、基本の確認で終わると感じていた。いい感じにパフォーマンスが上がった頃に、2時間の練習が終わるのだ。
これでは上達できない。
週3回やれると、基本の確認が1時間以内には終わるため、残りの時間は積み上げの時間に充てられる。
週4回やれると、基本の確認はほとんど不要となるため、2時間すべての時間を積み上げの時間に充てられる。
そんな感じだ。
ただし、週4回は、ベテランになると疲れが残りすぎることがある。2時間を超えた練習も同様だ。
疲れが残った状態で練習をするとパフォーマンスが落ちるのは当然で、それを続けているとパフォーマンスが落ちた自分のプレーを自分の脳裏に焼き付けることになるためそれも避けなくてはいけない。
そうすると、疲れの残り具合を確認しながら、2時間を週3〜4回となるのだ。
もっと言うと、私のようなカレンダー通りのサラリーマンの場合、土日は連日練習となりやすい。
かつ、3連日で練習をしても疲れが残りやすくなるため避けたい。
そうなると、必然的に月金はオフとなり、平日は火水木で2回やるのが理想となる。火曜日の朝と木曜日の夜が理想だ。
これを1ヶ月前は実現できていたのだ。
今はその環境を作れていない。
つまり、あの時の強い自分は、習慣と環境が作っていたということだ。意識を変えれば強くなれるといった簡単なことではない。強くなるとはそういうことなのだ。
習慣と環境が今の自分を作っている。
間違いない。