先日、最近テニスが上手くいっていないのはボールを見ることを疎かにしているからだと書いた。
私の場合は、視野を広げようとするのではなく、まずは狭めるべきだと。
それは正しい。が、今日のテニスで問題はそれだけではないことがわかった。
もうひとつの問題が「軸ぶれ」だ。
あの、ある境地に達した小田原リーグ第3戦のシングルスの時は、意識しなくてもボールを見ていたし、軸をぶらさず打てていたということだ。
これがテニスだし、これが人間なのだろう。
その時の体調や心理状況で、何がどこまでできているかは変わってくる。いつも何かしらの課題はあり、厄介なことにそれは毎回変わる。
それらをひとつずつしっかりクリアしていかない限り、あの境地には辿りつけない。
そして、それらの課題は必ず「基本」なのだ。
さて、今回の軸ぶれについて、もうすこし詳しく、そして対策を書いておく。
まず、「ここ最近上手くいっていない」という心理状況が作用しているのは明らかだった。焦りから、打ち急ぐ結果、軸がぶれていた。
結果的に、身体が開くのも早くなっていた。
では、どう修正するか。
今日は「打点に顔を残す」ことを意識してみた。これは間違っていないという手応えを得た。
しかしだ、ミスは減らせたものの、それだけでは焦りは取れなかったため、それをしても打ち急いでのミスは出た。
焦りを取り除かなくてはいけない。
だから少しずつ、また自信を取り戻さなくてはいけない。高望みをしすぎてはダメだ。
錦織選手が自分に対する期待値コントロールをしていたように、自分も自分に対する期待値を少し下げて、一段ずつゆっくりと、しかし確実に上っていく。