息子に発信するメッセージを考えた結果、一番しっくりくるメッセージが見つかったので、今回はそれを書き留めておく。
もちろん道徳的に許される範囲であることが大前提だが、私の考えの根本にはこれがある。
「本人が幸せなら、何をやってもいい」
だからこれまで息子には、事あるごとにこう伝えてきた。自分に言い聞かせていた節もあるが。
「お前がやりたいことをやればいい。やりたいことを自分で決めて、やりたいだけやればいい。パパはそれに口出ししない。約束する」
これが間違っているとは思っていない。この言葉が意味するもっと深い話を息子とはしていて、息子もそれを理解しているし、息子にはこの言葉が良い方に作用しているのは明らかだ。
しかし、一般的にはこんな疑問を持たれるだろう。
「え?子供がゲーム漬けとかYouTube漬けになってもいいってこと?」
それは私も「ノー」と考えている。
また、最近こんなことがあった。
息子が中学受験向けのテストで悔しい思いをしていた。赤点を取ったのだ。
「そりゃ人間なんだからそーゆーこともあるさ。そもそも1科目だけで他の科目は相変わらずめちゃくちゃいいし、そこまで落ち込まなくてもいいんじゃない?」
私から言わせればそういう感じなのだが、意外と堪えているように見えたのだ。
ここで親がどう声を掛けるかはめちゃくちゃ重要になってくる。
「そりゃ人間なんだから…」と言いそうになったがグッと飲み込んだ。
そこで考えた結果がこれだった。
「これまで通り、お前がなりたいようになればいい。そのために、今を楽しめばいい。パパは口出ししないし、お前がどうなっても、今と変わらずお前を愛しつづける。それは約束する」
これからは事あるごとにこう伝える。息子の耳にタコができるまで。
そして、本当に、息子がどうなっても、愛の大きさは変えない。もちろん、態度も変えない。
私のこの、息子への愛は、条件付きではないのだから。