死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

神奈川オープンSF

ベテランJOPに参戦するようになってからよく対戦している相手がいる。公式戦で1勝2敗。今日の相手は彼だった。

 

2ndセットの中盤までの流れは想定内だった。1stは36で取られたが、2ndセットは先にブレイクして41とするも追いつかれ44となった。

 

ここで気持ちを切らさずまたブレイクして54のサービング・フォー・ザ・セットを迎える。関西オープン初戦とまったく同じ流れだ。

 

その時よりも今日の方がいいテニスをできている感覚があったが、それでもここからが問題だ。

 

関西の相手も今日の相手も全日本プレーヤーだ。彼らは絶対に簡単には取らせてくれない。彼らは皆、追い込まれてからさらに強くなる。

 

関西の経験を活かせた自負がある。「まだある。できる!よし、行くぞ!」なんども口に出してこの言葉を自分に言い聞かせた。

 

しかし、またできなかった。ダブルフォルトもあったが何より相手のしつこさが素晴らしかった。

 

55となった後の2ゲームも同じだった。声にしてポジティブな言葉を自分に浴びせられていた。気持ちは強く持っていた。

 

それでも、このプレッシャーのかかる場面では、彼らの方が良いプレーをしている。

 

そうなのだ、序盤や中盤などは私の方が良く見える。それでも、もっとも重要な終盤は、彼らの方が上なのだ。

 

繰り返しになるが、彼らはプレッシャーがかかった時にさらに強くなる。全日本プレーヤーレベルの相手と対峙している時の自分は、プレッシャーがかかった時にどうしてもミスが増える。

 

どうすれば克服できるか。

 

おそらく、やっていることはそこまで間違っていない。彼らとの差は、プレッシャーのかかる場面を経験してきた回数だ。

 

いや、もっと正確に言うと、自分より強い選手とガチ試合をしてきた回数の差だ。

 

間違いない。

 

そしてこの経験は、試合に出ないと増やせない。練習でその機会を作るのは難しい。今の自分の場合、Eグレード以上の試合に出て、勝ち上がるのが一番手っ取り早い。

 

引き続き、試合に出続ける。