死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

彼のお陰でひとつ上のステージにあがれた

ちょうど1ヶ月前に初めて手を合わせた彼と、昨日テニスをした。

 

「関東オープンに出る前にもう一度宮田さんとお手合わせ願いたい」

 

そう言って誘ってくれたのだ。持つべきものは友だ。絶対に大切にする。

 

1ヶ月前に彼から学んだことはとても多く、4月2日から3回に分けてこのブログでも書いているから読んでほしい。

 

そして、またガチ試合をした。

 

結果は、75 64。前回同様、とても苦しい戦いを強いられたが勝ち切ることができた。彼は全日本ベテランを本気で目指すGODAIのコーチだ。

 

この試合では、私も彼も、それぞれが最重要と考えている課題と向き合うことになった。

 

私はスタートダッシュが得意だが、実は彼もそれが得意で、彼とやる時は追う展開になる。

 

なかなかその展開を経験することがないのだが、ここで気持ちが折れたら相手の思う壺。ワンブレイク差を維持して追いつくことを目指す。

 

この時だ。もっとも重要なのは「よりどころとする何か」を持っているか否か。

 

私は、1ヶ月前に彼からもらったアドバイスでそれを手に入れていたのだ。その後1ヶ月間でそれをさらに育ててきた。

 

それが「思い切りの良さ」だ。これが私の最大の強みであることは間違いない。

 

これがあったからこの時も下を向くことはなかった。淡々と、しかし熱く、自分のプレーに集中できた。

 

そして、それが彼へのプレッシャーになっていることも感じた。1stセット後半にブレイクバックし、勢いそのままセットアップに成功。

 

2ndセットもほぼ同じ流れとなった。序盤にブレイクされたが、終盤にひっくり返した。

 

最後まで、熱く、プレーできた。さながら、イタリアのムセッティ選手のように。いや、この日は、ムセッティ選手よりシャポバロフ選手の勢いに近かったかもしれない。

 

メンタルの崩れない、波の少ないシャポバロフ選手。これになれたら最強だ。

 

なる。

 

この日も終わったあと彼とたくさん情報交換した。また勉強になったし、今回は私も彼に良い気づきを与えることができた。

 

彼は関東オープン、私は関西オープン。「共に頑張りましょう!」そう話してコートをあとにした。