死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

進化を止めない

木曜夜練での気づきを書く。

 

木曜夜練は決まった仲間とのサシ練だ。彼は私にたくさんの気づきを与えてくれる唯一の存在だ。

 

要はアドバイスをくれるのだが、彼ほど私が納得できるアドバイスをしてくれる人はいない。

 

いや、普通、求めていないアドバイスは耳障りに感じるだけなのだが、彼のアドバイスはそうならない。

 

理由は、彼は無責任にその場の思いつきで言っていないからだ。

 

私のゴールや目標、私の現状を正確に理解した上で、目標達成に必要なことを優先度の高いものから話してくれる。

 

だから、話が発散することもない。あれもこれもにならず、一番重要と考えることから論理的に話してくれる。

 

だから、私は納得できる。

 

そして木曜日、来年の神奈川県選手権大会に向けて、私は彼にこう言った。

 

「フォアハンドストロークの弾道を少しでいいから上げたい」

 

というのも、私はグリップが薄く、直線的な軌道のため、どうしてもスピンの選手よりはミスが増えることを懸念していたからだ。

 

そして何より、皇帝(県選手権で優勝するために倒さないといけない毎年の優勝者)を倒すためには、質の高いボールで少しでも長く打ち合う必要があるためだ。

 

彼はこう言った。

 

「(皇帝と宮田さんの)試合を観ていましたけど、そんなに差はないです。細かい部分の差です。だからベースは変えなくていいと思います。

 

それよりも、引き出しを増やすことを考えた方がいい。例えば、打つタイミングを変えてラリーのリズムに変化を持たせる。宮田さんは全部打点を落として打つのでラリーが単調です。手始めに、チャンスボールをライジングで打つところから。

 

一方、スピン量を増やして軌道を上げたいと言うのもわかります。ただ、宮田さんのグリップは薄いので、そのグリップでは限界があります。そのままやろうとすると球威が落ちすぎて本末転倒になる可能性が高いです。来年まで今はまだ時間があるので、グリップをほんの少し厚くしてみるというのはトライしてみる価値があると思います。具体的にはこれくらい」

 

というわけで、その日はまず、グリップを厚くしてみた。

 

そうしたら、意外とよかった。厚いグリップの方が運動連鎖で打ちやすいことにも気づいた。

 

さらに、浅くなったらライジングまたはトップ打ちでストレートにもトライした。

 

これまた意外とできるではないか。というか、若い頃はこれが得意だったことを思い出した。

 

このふたつは、習得に向けて今後もトライし続けて、テニスを進化させていく。

 

最後に、仲間には感謝しかない。