死ぬとき笑う

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メドベデフ選手のテニスを見習う

前回の投稿に今後の方針を書いた。

 

その内容は「メドベデフ選手のテニスを見習う」と言い換えることもできる。

 

先日、ATP500ロッテルダムの決勝戦でシナー選手に対するメドベデフ選手のプレーを観て驚いた。

 

この時、メドベデフ選手がリスクを取る瞬間がどれくらいあるのかに注目して観ていた。

 

結論から言うと、リスクのあるショットを打つ割合は10%以下だった。

 

これは正確な数字ではない。印象だ。

 

10本中9本以上は、無理のないコースを選択していた。それくらいの印象を受けた。

 

そしてもうひとつ驚いたことがある。

 

リスクを取ったショットのほとんどでポイントを取っていたのだ。

 

例えば、9回以上ずーっとクロスまたはセンターに打ち続けて、ストレートに打ち抜いた時はウィナーになる。そんなイメージだ。

 

リスクのあるショットを一本も打たずにポイントを取ることも少なくない。

 

それを何度も見せつけられた。

 

「リスク取らなくてもポイント取れるんだよ?リスク取るならポイント取らなきゃ損でしょ?ポイント取れないのにリスク取るってバカなの?」と言わんばかりに。

 

そして「確かに」と思った。

 

ちなみにこの試合、1stセットの序盤から中盤まではメドベデフ選手も早いタイミングでリスクを取って攻めていた。そして打つボールも速かった。

 

らしくないと思いながら見ていたが、案の定1stセットは57でシナー選手に競り負けていた。

 

1stセットの終盤以降のメドベデフ選手はここに書いたリスクを取らないいつものプレーに戻り、62 62で逆転優勝。

 

どのポイントも長い打ち合いとなる壮絶な試合だった。

 

そして今日の朝練で意識してやってみた。良い手応えを感じた。

 

しかし、課題も見えた。なぜか運動強度が落ちすぎてしまい、ボールの出力も落ちた。

 

それでもあまり心配はしていない。これは続けていけばすぐに最適化できるだろう。

 

いつもの強度を保ったまま、これができれば、かなり手強い選手になれる。

 

来年の目標達成に向けて、だいぶ目指すべき姿が明確になってきた。