死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

皇帝との戦い

横浜市民大会と神奈川県選手権の年齢別で毎年優勝している選手がいる。仲間内で彼のことを皇帝と呼んでいる。

 

その彼と、今日初めて戦った。

 

結果は、26 46。

 

負けた。強かった。

 

それでも、神奈川県選手権シングルス年齢別優勝という目標が現実的なものであることがわかった。

 

これまで積み上げてきたこともあってるし、これから積み上げるべきこともわかった。

 

また来年に向けて、挑戦を続けようと思えた。また来年のこの大会、県選手権シングルス年齢別の優勝を目指して活動を続ける。

 

私はまだまだ強くなれる。

 

さて、以下に今日の学びを言語化しておく。

 

同じ会場でやっていたレベルの高い一般の試合をたくさん見て思わされたことがある。

 

いやこれは自分の場合だ。自分はこう考えた方がいい。この考えのもと活動を続ける。

 

テニスのシングルスは、相手と打ち合うことを嫌がったら負ける。

 

テニスのシングルスは、基本、ポイントを「決めに行く」スポーツではない。ポイントが「自ずと決まる」スポーツだ。

 

相手と永遠と打ち合うスポーツだ。

 

ちなみに、皇帝は逆のタイプだ。彼は長く打ち合いたくないから決めにくる。そして、その質が高く、1試合を通してその質が落ちない。

 

だからこそ、自分は逆の道を行く。いや、自分は決め急ぐと力む体質だからむしろその方がいい。そう確信した。

 

打ちジコラーになる。

 

むしろ、相手と一本でも多く打ち合いたいとさえ思う。いやもちろん、決められるのに優しく返すという意味ではないが。

 

「決まる」あるいは「決められる」瞬間というのはほとんどない。ほとんどないのに決めに行って力んで自滅するのがこれまでの自分だ。

 

すぐリスクを取りに行ってバカを見る。

 

それを卒業する。

 

リスクを取らずに勝てる選手になる。

 

いや、今日はそれほどバカではなかった。頭の悪いプレーは少なかった。それでも、そのプレーの精度を高められる余地があることがわかった。

 

要は、ボールが浅くなることが多かったからそれを改善していく。ベースのショットの質を上げていく。

 

打てばボールが深いところに入る。そうなるくらい、身体で覚えていく。身体に叩き込んでいく。熱く、しかし淡々と、基本は深いボールを永遠に打ち続けられるようになる。

 

これから生まれ変わる。

 

生きてる間に生まれ変わる。