死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

いつまでも動ける

この本を読んだ。

 

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本屋でこの表紙を見て即買いだった。

 

この表紙に書かれている「ジェロントロジー」という言葉以外のすべての言葉が、今自分が生きながら意識していることだったからだ。

 

しかも、表紙をめくるとこうある。

 

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もう、買わないわけにはいかない。

 

 

このブログで私は何度も「今の自分のテニスは自分史上最強」と書いてきた。

そのうち「最強」とは言えなくなるとは思う。

 

それでも、いつまでも、自分史上「最高」のテニスプレーヤーでありたい。

 

そのためには、この表紙に書いてある次のキーワードを常日頃から意識し、習慣を変える必要がある。

 

  • いつまでも動ける
  • ムリなく鍛える
  • 正しく整える
  • 食事
  • 運動
  • 睡眠
  • コミュニティ

 

「ジェロントロジー」というのは、日本語にすると「老年学」で、年齢を重ねて生じる変化や社会づくりを研究する学問らしい。

 

難しい話になりそうだからこれについてはここでやめておく。

 

それよりも、ここではダンサーのSAMさんがそれを学んだことで得たある考え方がとても新鮮で、私の経験からも「確かにそういう見方もできるな」と思ったのでそれを紹介したい。

 

それは本書の184ページにあった以下だ。

 

超高齢社会も悪くない

(中略)体を鍛え、心を育み、いつまでも動き続ける。高齢だからといって、ただ待っているのではなく、一人ひとりが社会を支える一員として、自分に何ができるのか考える。

そんな人が増えていけば、たとえ高齢化がさらに進んだとしても、何も恐れることはないでしょう。

 

確かに。日本がそんな社会に変わっていったらそれはとても素敵なことだ。

 

そう思った。

 

私は、自分に限っては何歳になっても、その年代の中でトップクラスに動ける体を維持していきたいと考えている。

 

だから、2年前の冬、41歳の11月に「神奈川県テニス選手権年齢別優勝」という目標を掲げて本気の活動を始めてからは、自分自身が年齢を重ねていくことに対する不安や恐怖はなくなった。

 

それだけではなく、この本にある通り、ムリなく正しく鍛えたことで、20代30代の自分よりも、40代の今の自分の方が強いと言い切れるほどになった。

 

もちろん、前述の通り、50代60代になる頃にはさすがに最強とは言えないかもしれない。それでも、SAMさん同様、最高とは言える可能性はある。

 

ただこれは、私自身の話だ。

 

一方、SAMさんは、社会全体で、みんなで、そうなれると考えている。

 

確かに、フェデラーイチロー、カズのように、スポーツにおける選手の寿命は明らかに伸びている。

 

こういったリーダーたちが増えれば、社会全体がそういった方向に向かうのは間違いない。

 

有名人ではないが、自分も身の回りの人たちに対してリーダーシップを発揮すれば、影響を受ける人は出てくるはずだ。

 

そうやって、日本全体が元気でポジティブなおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんで盛り上がっていければ、それは本当に素晴らしい社会だ。

 

日本が世界の他の国たちに先駆けて、新たな境地に到達できたら、それはとても誇らしいことだ。

 

自分もそこに貢献できるよう、死ぬまで運動を続け、体だけでなく、心と脳も鍛えていくことにする。