今年は大晦日もテニスができた。
そして、自分の可能性がまた広がっていることを確信する良い日になった。
今日も、昨日書いた、昨日やった、サーブの課題に取り組んだ。
昨日は、サーブの技術的な課題に重点を置き、封印していたスライスサーブを解禁、これまで磨いてきたフラットサーブとの内訳にチャレンジし手応えを得ることができた。
今日は、同時に心理的な課題にも取り組んだ。
ゲームの中の大事なポイントで1stサーブの多くがフォルトし、最悪の場合、ダブルフォルトするという問題をどう解決するか。
この原因はわかっている。サーブを打つ前に、ラリー展開はおろか、サーブのコース球種さえも明確なイメージを持たないまま、曖昧なまま、なんとなく、ポイントに入ってしまうからだ。
そこで今日は、「事前にサーブの基本戦術を明確にする」という対策を試した。
課題は「サーブの基本戦術を活用し、大事なポイントでの1stサーブの確率を上げる」だ。
ここで言う基本戦術は万人にとって汎用性のあるものではない。
ボディへのフラットサーブを得意とし、ライン際へのスライスサーブの必要性を強く感じその習得に取り組んでいる今の私に適した独自の基本戦術だ。具体的には以下。
凡例
- 全ポイント:そのゲームのすべてのポイント
- Dサイド:デゥースサイドからのポイント
- Aサイド:アドサイドからのポイント
- Bフラット:ボディへのフラットサーブ
- Wスライス:ワイドへのスライスサーブ
- Cスライス:センターへのスライスサーブ
サーブの基本戦術
- Bフラットは相手の左肩を狙う
- 2ndは「全ポイント Bフラット」と決め打ちする
- 1stはゲーム単位で次の4つのプランをベースに決め打ちする
- プランA
- 全ポイント Bフラット
- プランB
- Dサイド Wスライス
- Aサイド Bフラット
- プランC
- Dサイド Bフラット
- Aサイド Cスライス
- プランD
- 全ポイント W or Cスライス
- プランA
予めこう定めるのだ。そして、サービスゲームに入る前にプランA~Dのどれで行くかを決める。そして、ポイント単位では相手と駆け引きせず、迷わずそれを打つ。
これを今日試した。
そして、かなり良い手ごたえを感じることができた。サーブを打つ前の迷いがなくなり、イン率が向上するだけでなく、よりその後のプレーに集中できることがわかった。
器用さのない自分の場合、ポイントごとに相手との駆け引きをし、さまざまなコースにボールを打ち分けるのは難しい。それよりも、良い結果を得やすいパターンを見出し、型にはめてプレーした方が割り切れて良いということだ。
さて、問題は、大事なポイントでの1stサーブだ。
ここでいう私にとっての大事なポイントとは、30-0、40-0、40-15、30-30、40-40だ。
結論から言うと、基本戦術を貫くだけでは、大事なポイントでの1stサーブイン率、さらにはポイント獲得率を大きく向上させることはできなかった。
しかし、それを成しえる方法を見つけることができた。
大事なポイントではBフラットを選択した方がポイント獲得率が高いことがわかったのだ。
例えば、Bフラットを2回打ち込んで30-0とし、次のポイントで1stサーブをフォルトし、最悪ダブルフォルトすることがある。
この時「次の1stはWスライスだ」と考えることがほとんどだったのだ。理由は、2ポイント連続でBフラットを見せているから。
ところが、今日、Dサイドの1stサーブがWスライスとなるプランBとDを選択している時より、Dサイドの1stサーブがBフラットとなるプランAとCを選択している時の方が、30-0のポイント奪取率が明らかに高かった。
つまり、今の自分は、「サーブの基本戦術をベースに、大事なポイントではBフラットを選択するとキープ率を高めることができる」という確信を得た。
これはとても、とても、大きい。2022年の大晦日に、最高の収穫を得た。
2023年は飛躍する予感しかない。