死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

スライスサーブとフラットサーブの打ち分け

サーブは今もっとも課題の多いショットだ。

 

これまではコースや球種を増やす取り組みは一切してこなかった。

 

なぜなら、そもそも安定して入れ続けることが出来なかったからだ。

 

これには技術的な問題と心理的な問題がある。

 

技術的には、「そもそもサーブの打ち方がバラバラ」という問題が、

 

心理的には、「30-0、40-0、40-15、30-30、40-40といった大事なポイントの時の1stサーブのイン率が極端に低く、最悪ダブルフォルトする」という問題があった。

 

心理的な問題は今も抱えているが、この技術的な問題はクリアした。

 

今は「こうすれば入る」という感覚を確立することができている。

 

なので、技術的には次の問題に取り組むことにした。

 

次の問題は「フラットサーブしか打てないため角度をつけられない」だ。

 

そして、この問題を解決するための最優先課題を「スライスサーブとフラットサーブの打ち分け」と決めた。

 

今日の練習では、これに集中的に取り組み、大きな手応えを得ることができたのでアウトプットしておく。

 

前置きが長くなっているが、ここでお礼を述べたい。

 

今日の練習はたまにしか顔を出さないサークルで、2022年は12月30日の今日が初参加だった。

 

私にとってはいつもと違う環境だったが、たまたま人数が少なかったということもあり、私にとって最高の練習環境を作ってくれた。

 

相手をしてくれたふたりのメンバーには本当に感謝しかない。ありがとうございました。

 

さて、ここからが本題だ。

 

スライスサーブとフラットサーブの打ち分け。以下はすべて、私の場合だ(右利き)。

 

まず、フラットサーブの話。

 

前述した「こうすれば入る」を具体的に書くと以下の2つとなる。

 

  • トスは左肩に落ちてくるように上げる
  • 手で打ちに行かず、運動連鎖が機能するよう右胸から打ちに行く

 

私はこれを「左肩右胸」というキーワードで試合中に思い出しイメージすることで自分のサーブを取り戻している。

 

ちなみに、これを見出す前はサーブで肩を痛めることが多かったのだが、それも解消された。運動連鎖が正しく機能するようになったからと解釈している。

 

次に、スライスサーブの話。

 

一般的に右利きのスライスサーブは右方向にトスを上げた方が打ちやすい。

 

ただ、トスを変えることで球種を打ち分けるとトスで相手に球種を読まれるという話がある。

 

これを避けたかった。

 

だから初めは、前述の「左肩に落ちてくるトス」でスライスサーブを打つことを試みた。

 

しかし、私には無理だった。

 

たとえ球種を読まれても、コースは読まれづらいという話もあるため、これにこだわるのはすぐにやめることにした。

 

ならば、スライスは「右肩右胸」というキーワードでうまく打てるのではないかと考えた。

 

今回の練習の最大の収穫は、これに手応えを感じることができたことだ。

 

フラットサーブの時よりも体とラケットが上昇中にボールを捕らえ、山なりかつスピードの落ちた打球をイメージする必要もあるが、ベースは右肩右胸だ。

 

これが、打ち分けのポイントだ。

 

ちなみに、今はまだ肩が痛くなるという問題もある。しかし、繰り返し打つ中で肩が痛くならない瞬間もあったので、これは今後解消していけると思えている。

 

今回の打ち分け練習でもうひとつ、私にとっては重要で、少し特殊な取り組みをした。

 

これは試合でも応用が効くと思ったのでこれも書き留めておく。

 

私はほぼすべての技術を若い頃に一度身につけられていたという自負があるのと、試合中の心理的な課題を克服した先に飛躍があると考えているため、打ち込み練習をせず、実践練習に注力している。

 

そのため、今回の練習でも、ふたりに1ゲームずつ交互にリターンゲームをしてもらいながら、ポイントを数えて勝負をしながらサーブの打ち分けに取り組んだ。

 

つまり、前述の心理的な問題にも同時に取り組んだ。

 

この場合、試合同様に重要になるのが、サーブを打つ前にやることを決めていることだ。

 

「相手のリターンポジションはそこか。センターが開いてるな。センターにフラットサーブだ。いや、誘われてるのかもしれない。ワイドにスライスにすべきか。どうする?あーもういい、打ってしまえ!」

 

当たり前だがこれではいけないということだ。

 

しかし恥ずかしいことに、私はこれに近いミスをよく犯す。トスアップしながら迷いが生じてフォルトするのだ。

 

ぶっちゃけると、トスアップ後に相手にリターンポジションを変えられても迷いが生じフォルトする。もちろんこの問題解決にも取り組んでいるが。

 

今回の練習中もイメージが曖昧なままサーブを打ってしまいフォルトすることが少なくなかった。

 

前述の心理的な問題の原因のひとつがこれだ。

 

そこで、今回の練習では途中からこうした。

 

1stはスライス縛り、2ndはフラット縛り。

 

普通逆では?と言われそうだが、今は打ち慣れているフラットサーブの方がイン率が高いためだ。

 

これは試合本番でも使える。迷いの原因を減らすことができた。

 

また、スライスサーブを多く打ちながら打ち分け練習をしたいので1stをスライスにした方が効率的と言える。

 

結果、控えめにいって、私にとって最高の練習になった。

 

晦日の明日も同じ練習をしてもらうことにしている。2022年は最高の打ち納めになりそうだ。

 

仲間には感謝しかない。