昨日「力みは悪」という話をしました。
力みはやっぱダメよね、怪我のもとにもなる、ということに気づいた後、Kコーチとのマッチ練習がありました。
今日は、その日に気づいた、ほどよく力みを取る具体的な方法について書きたいと思います。
その日は、しっかり打点に入ってしっかり打ちに行き、ベースのボールを深くすることをテーマにしていました。
しかし、相変わらず試合序盤のストロークミスが多く納得のいかないプレーに。
そこで改善するために着目したのが力みです。
しっかり打ちに行こうとするのは正解なのですが、それが力みにつながっていると感じたからです。
さらに詳しく分析すると、打ち急いでミスしているケースが多いことがわかりました。
力んだ手がすぐ打ちたがって、運動連鎖に逆らって先に出てくる感じ。
すぐ打つということはタメの時間も少ないということ。そのためコースも読まれやすくなっていました。
こな力みをどう取るか。
私の場合、「力むな」と脳が指令を出して緩めようとすると、緩めちゃいけないところまでゆるめてしまいます。
そこでその日にやってみたのが次です。
「ラケットが最後に出てくるイメージでストロークリズムを掴む」
これはすなわち、打つタイミングを少し遅らせるということでもあります。
ラケットを振り始めるタイミングは今までと同じだけど、ボールを捕らえるタイミングは0.2秒前後遅れていると思います。
はじめは、こんなことしたら「降り遅れるかも」と思っていたんです。あるいは、「逆クラスに打てても順クロスには打てないのでは?」とも思いました。
ところが、意外と打てました。
つまり、それくらい時間を使えるのに、やっぱり打ち急いでいたということです。
さらに、これをやり始めてから、明らかにKコーチの反応が悪くなりました。これは、懐が深くなり、コースが読みづらくなったということと理解しています。
そして、明らかにミスが減りました。
これは、ボールを打つまでの時間が少し長く使えるようになった分、打点の精度が上げられている手応えがあります。
そして、Kコーチとのマッチ練の2日後のテニスでもやってみたところ、明らかにいい感じ。
というわけでこれは自動化(考えなくてもそうなるように)したいと思います。
それではまた!