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さて、私がお気に入りでとてもおすすめするトレーニングが「坂道ダッシュ」です。
以前は毎日、100mの坂道ダッシュを4本、ストップウォッチでタイムを計り、パーソナルベストを目指して追い込んでいました。
しかし、それがオーバーワークとなり怪我をします。皆さんもやりすぎには注意しましょう。
今は週3日、ウォーミングアップで100mの坂道ランを3往復した後、ダッシュ3本でぼちぼち追い込んでいます。
ちなみに実際の坂がこちらです。
傾斜はこんな感じ。
割と急かもしれません。
さて、そんな坂道ダッシュを超絶おすすめする理由が3つあるので、今日はそれを簡単に説明したいと思います。
1つ目は、コート上での一歩一歩が格段に強く、速くなることです。私はテニスのアマチュア選手をしています。
当然ですが、フィジカル、特に足腰が強化されます。この実感は、毎日走り込んでいた頃は始めてから2週間くらいで実感できました。
本当に「格段に良くなった」という感じなので、こうなると走らずにはいられなくなります。
坂道ダッシュはもちらん上りで、踵を上げて駆け上がります。そのため、ふくらはぎとお尻と太ももが強化され、瞬発力が高まります。
テニスの場合、コート上での一歩目よりも二歩目三歩目がめちゃくちゃ速くなるイメージです。
私が一番それを感じたのは相手の高く深いボールに対してベースライン後方に下がる動作をする時でした。
2つ目は、テニスのトレーニングとして効率がいいことです。
「テニスは、手ニスではなく足ニスだ」
昔からよくこう言いますが、特にシングルスをやっていると下半身を素早く正確に動かせることが強くなる上では不可欠ということがわかってきます。
ただし、厳密には「下半身」という言葉だけでは不十分です。
テニスは、軸ブレを起こさずに素早く正確に足を動かすことが不可欠です。
つまり、「下半身」と「体幹」を同等に、同時に強くしていく必要があります。
この2つを効率よく強化できるのが坂道ダッシュです。
ただし、坂道ダッシュで体幹をしっかり鍛えるためには「腹圧とは何か」を理解できている必要があります。
これについては数日前に投稿している「腹圧とは？腹圧が運動効率を高める」を読んでみてください。
3つ目は、メンタルが強くなることです。
私が坂道ダッシュを続ける最大の理由は実はこれです。
技術的には同じくらいの相手が、筋骨隆々で肌も日焼けで真っ黒、明らかに自分より努力していることが伝わってきて、しかも自分は努力が足りないと感じている場合、弱気になって負けます。
私は走り込みを始めてからの「自信に満ち溢れる自分」も、走り込みをやめてからの「弱気になる自分」も両方経験しました。
そして、走り込みを再開して間もない今、試合中の自信がふつふつと育っていることを再び肌で感じています。
以上、私が坂道ダッシュを超絶する理由でした。
それではまた！
