死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

今に集中

少し前に投稿した「他人と自分を比べるな」という記事にレジンさんからコメントをいただきました。

 

SNSとは異なる、ブログのこの緩いコミュニケーションが私はとても好きです。レジンさん、いつもありがとうございます。

 

その記事の中で私は、他人と自分を比べて意味のない劣等感や優越感に浸ることがある、そんな自分がイヤ、そうならないために何か意識していることがあれば教えてほしいと書きました。

 

それに対するレジンさんのコメントが今日の記事のタイトルです。

 

「今に集中する」

 

そしてこれは、本当に大切なことと私も考えていることだったのです。なので今日はこれについて書きたいと思います。

 

短期的な視点でも、長期的な視点でも、私は今に集中して生きることをとても強く意識しています。

 

ここで言う短期的な視点とは、例えば「テニスの試合」です。長期的な視点とは、例えば「人生」です。

 

テニスの試合では、今、この瞬間に全神経を集中します。

 

ひとつ前のポイントを嘆いたり、喜んだりする、それは「過去」に意識を奪われていることを意味します。

 

テニスの試合中は、過去にとらわれず、未来を良いものにするために、今に集中することが重要。

 

自分の経験からもそう確信していますし、トッププロの試合を観ていてもそれを強く感じます。

 

嘆きはゼロを目指し、喜ぶのはその一瞬だけです。

 

「スーパーショットを決めた」

「相手のサーブをブレイクした」

「簡単なミスをしてしまった」

「大事なポイントで自分の打ったボールがジャストアウトになった」

 

これらはすべて過去です。

 

いかに、過去に意識を奪われる時間を減らせるか、そしていかに、今このポイントに集中できるか、それが勝利の鍵と考えています。

 

これは、人生でも同じだと思います。

 

「あの時、こっちの道を選んでいれば」

 

そんなことを私は考えたことがありません。

 

なぜか、理由はわからないのですが、高校生の頃にふと悟ったのを今でも覚えています。

 

「過去のことは記憶から削除していこう」

 

もちろん、失敗は糧にしてから削除します。

 

私は高校生の時にそう決めました。そのため、私には思い出がほとんどありません。良い思い出さえも忘れていることが多々あります。

 

ただ、それでも良いと思っています。なぜなら、今が充実しているからです。

 

さらに、大人になって悟ったことがあります。

 

「人生には過去も未来もない。人生は今しかないんだ。やりたいことは今やる。今を大切に生きる」

 

過去にどんな成功があったのか、あるいは何も成し遂げられていないのか、そんなことは関係ありません。

 

今、何をやっているか。それは、自分が納得のいくものか。自分の今だけが私にとっては重要なのです。

 

「今、お前は、それでいいのか?そのまま死んで、後悔はないか?」

 

そう自問自答しながら行動を続けています。それは、使命感や何かに追われてやっている感じとは違います。

 

「自分に正直に、やりたいこと、本当に大切なことをやる」

 

ただそれだけです。

 

すべては、死ぬとき笑うために。

 

それではまた!