昨日の記事で、人は良くも悪くも洗脳しながら生きている生き物だよね、良い洗脳ってあるよね、それが自己肯定感のもとだと思う、という話をしました。
その中で、今小5の息子は勉強好きに育った、それには妻の働きかけが大きく影響しているとも書いたので、今日は妻がどんなことをしてきたかを紹介します。
もちろん、洗脳だけで子どもが勉強好きになった訳ではないので、それ以外の話も出てきます。
まずは息子自慢から笑
息子は本当に心から勉強が好きで、今はすっかり中学受験という挑戦を楽しんでおり、塾内では上から数えて5本の指に入り、偏差値も月3回あるテストでいつも60〜70、いわゆる難関校を目指し、言われなくてもいつでもどこでも勉強する少年です。
「俺、天才だから」とよく言っていて、最近は算数オリンピックにも挑戦するとかしないとか。
ちなみにサッカーではレアル・マドリード・ファンデーションのスクールの選抜クラスに所属しています。
これらは当然、私から見てもすべてが尊敬するレベルで、私からするとトンビが鷹を産んだと思っています。
しかし、妻はそう思ってはいません笑
ここからが本題です。
妻は、「私の子どもなのだからそうなっても何も不思議ではない」と言う人です。
それでも、勉強好きだった妻の小学時代よりも圧倒的に息子の方がレベルが高いことは認めています。
まず前提として、ここまでの話がとても重要なのだろうと感じています。
妻自身がもともと勉強好きで(仕事も大好きで)、自己肯定感がめちゃくちゃ高く、無条件で我が子は頭の良い子になると思っているけど、自分より息子の成績の方が上ということもあり、息子のことを心から尊敬しています。
とはいえ、実際に頭の良い子になるかは親の影響が大きいこともわかっていて、自分なりにどうすれば息子が勉強好きに育つかを考え、その答えを見出せています。
やっていることを箇条書きにすると以下です。
保育園時代
- 日常的に何かを覚えることを遊びのように楽しむ
- 「これ何?」というクイズ形式ではなく「犬がきたよ」と答えを与える形式
- 息子が自ら「いぬ〜」と言い出した時に「そうだね!犬だね!可愛いね」とさらに新しい言葉を付け加えながらそこで盛り上がる
- 息子が話しかけてきた時はどんな時も絶対無視しない
- 息子の「これ何?」「何で?」にすべて真面目に、大人に話すような回答をする(わからない時は真面目に一緒にあれこれ考える)
- 息子がする自慢話にはすべて「へぇー!スゴーい」で応える
- 息子が知ったことを教えてくれる時はすべて「へぇー!そーなんだ。教えてくれてありがとう」で応える
- テレビはニュース以外付けない
- 私も妻も運動好きで文武両道が大前提のため週末は私に外遊びを強制(4才以降は主にテニス)、習い事は水泳や体操(何をやるかはあくまでも本人の意志を最優先)
- いろいろな習い事を体験する機会を与え、やりたいと言えば初めて、最低半年はやらせて、その後はやめたいと言えばやめる感じ(ただし、指導者の人格や指導力は妻が選別)
- 市販のドリルを遊び感覚で親子で一緒に楽しむ(「面白そうだからやってみよう」と提案はするけど無理やりやらせることは絶対せず、子どものペースを最優先)
- 「〇〇が□□なんだって〜。スゴいね〜」といった感じで知らなかったことを知ることが楽しいということを日常の会話で体験させる
小学校入学後
- 妻の会話はほぼすべてリアル世界の日常の至る所に転がっている社会や理科の授業に出てきそうな話を楽しく
- 毎年海外旅行に連れて行きやはりさまざまな世界を経験させる(保育園時代から、コロナ禍は国内旅行)
- スポーツはやりたいだけやらせる(小2の時にテニスからサッカーに転向)
- 週末は毎日のように親子で本屋に入り浸り漫画以外の本なら何でも欲しいものを買い与える(本屋では別行動で親もよく本を読む)
- 買った本が家にたくさん置いてあっていつでも手に取れる環境を作る
- 小3の頃は既に勉強好きが芽生えていたため公文に通わせてみたが、ただひたすら解くのがつまらないという理由で辞める
- その後、塾に通わせたら「先生が楽しい!」となりハマる(この頃はまだ中学受験はまったく考えず、コロナ禍で学校の授業も少なかったこともあり、ただ勉強したい欲を埋めるのが目的)
- iPadでゲーム・YouTubeも与えたが制限時間を守れなくなり一切禁止に
- iPadもフル権限与えたが結局申請承認制に変更
- 許可するツールはクリエイティブ系のみ(プレゼン資料作成、漫画作成、ノート作成、動画編集など)
- ネットも自由に使えるノートPCは与える(iPadの制限以降それで時間を浪費することはない)
- 小4になると塾で初のテストがありそこで妻を驚かす偏差値と順位を叩き出し、その時の妻の「この成績は本当にスゴいよ。ママが子供の頃にどれだけ頑張っても取れなかった成績だよ。これは普通じゃない」という反応は素だった(けど、こういう大人を驚かせたという経験が子どもの人生を変えることも知ってる)
- 人間には価値を創造する人と価値を浪費する人がいて価値を想像する人の方が楽しいしお前はどう考えてもそっち側の人間と説く(同時に自分も仕事を楽しみそっち側で活躍する姿を日常的に見せる)
- 勉強とは世界を広げる旅で世界を広がれば広げるほどやりたいこと=価値想像ができるようになると説く
- 小5になってからは、勉強好きは小中高まででとことん世界を広げて(知識を増やして)、大学に入る頃からそれを元に今までにない新たな価値を創造していく(大学以降は勉強ではなく価値創造をするために生きる)と説く
- 「校則がないって先生が生徒を信頼しているってことだよね」など、難関校の良いところを話題にする割合を増やす
などなど、あげたらキリがないのでこの辺でやめておきます。
書いてみて思ったのですが、これ、簡単に真似できることではないですね。
妻の想像を遥かに超える息子も、そのお膳立てをする妻も、ただただ尊敬するばかり。私は一緒にいるだけですが、一緒にいれて幸せです。
ふたりともありがとう。