死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

ショットすべてを具体的にイメージする

久しぶりにテニスの話だ。

 

3年と少し、神奈川県選手権年齢別シングルス優勝という目標を掲げ、ガチのアマチュア選手活動を続けてきたが、ベストとは言えないまでもその活動自体はそれほど間違っていないと考えている。

 

今年は環境が変わるため、テニスをするための環境と一週間の生活リズムを整えないといけないが、今のところそれもうまくやれる気がしている。

 

ただ、直近の一年くらいは「自分のテニスは、何か根本的な部分で間違っている気がする」と思っていた。

 

ただ、それが何かはずっとわからないままだった。

 

それが、今日の朝練でわかった。当たり前のことかもしれないが、私がテニスを始めてから29年間、ずっとやれていなかったことは次のことだ。

 

「試合はもちろん、ボールを打ち合っている時は、すべてのショットに対して、それを打つ前に、次はどんなボールをどのコースに打つのか、瞬時に、具体的にはっきりとイメージしてから打つ」

 

そんなの当たり前じゃんと思った方も多いかもしれない。しかし、私はこれをしていなかったのだ。すべて漠然としたイメージで、だいたいで打っていた。

 

それ以前に、打ち方やフォームにさえ意識を持っていかれていたのだ。

 

しかし、今日、なんとなくこれに気づき、そこだけに意識を集中してみた。いや、実は今日は普段片手打ちのバックハンドを両手打ちにしていたのだが、あえてその打ち方は考えずに、どんなボールを打ち返すかだけを次から次へとイメージすることに集中した。

 

するとどうだろう、普段まったく打たない両手バックまで打てるではないか!?

 

ちなみに、個人的には、「狙って打つ」という表現よりも「具体的にイメージして打つ」の方がピッタリくる。

 

理由は、前者は的当てのように点で捉えるイメージだが、後者の方が空間と時間まで捉えられている感覚を持てるからだろう。

 

今年は、環境再構築イヤーだ。当分の間は、勝ち負け以上にこの感覚でテニスを楽しむことにする。