死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

腹圧指導でミスが激減した事例

そういえば、今日の大学体育会男子庭球部の指導をしていて嬉しいことがありました。

 

化ける可能性のある1年生がいます。

 

その彼と、エースの2年生がシングルスをしたんです。

 

結果は、彼から0-6,1-6。エースの圧勝でした。

 

けど、この1セット目と2セット目の内容が全然違ったんです。2セット目の方が圧倒的に良かった。

 

わかりやすく言うと、1セット目は彼のミスが早くて打ち合いにならない。2セット目はしっかり打ち合いになり、デュースになるゲームもいくつかありました。

 

1セット目が終わった後、彼と会話しました。

 

私「どうだった?」

 

彼「宮田コーチにアドバイスいただいた作戦をしたかったのですが、それ以前にストロークのミスが多くて試合になりませんでした」

 

私「そうだったね。なんでミスが多かったんだろう?」

 

彼「ラケットの真ん中で捕らえられずにガシャることが多かったのですが、それがなぜか…」

 

私「軸がぶれてたからだよ。足はよく動いてた。だけど、見て明らかなくらいぐにゃっと軸がぶれてる。

 

そこであれだよ。ほら、あの時教えた腹圧」

 

彼が入部してから少し経った頃、彼の希望でオフコートの1on1ミーティングをしていました。

 

その時の議題は自主トレのメニューだったのですが、その効果を最大化するために腹圧の指導もしていたんです。

 

ところが、それをテニスのプレーにまで落とし込むことができていなかったようです。

 

私「息を吐きながらおへそを背中に近づけるあれ。

 

あれをスプリットステップの時にやってそれを維持したまま打点に入って、声を出しながら(息を吐きながら)打つんだ。声を出せば打つ時により腹圧を高められる。そうすれば軸がぶれなくなり、打点も安定する。

 

まぁ、今言われてすぐできるものでもないと思うから、時間をかけながら習得すればいい」

 

彼「やってみます」

 

正直驚きました。

 

途端にピントが合って2セット目は序盤からばんばん打ち合い始めたので。彼も大きな手応えを得たようでよかったです。

 

同じような課題を抱えている人は試してみてください。

 

それではまた!