死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

もう引退しようと思ったんですよ

先日、テニスオフに参加しました。

 

これまで何度も参加しているシングルスのテニスオフで主催者のHさんとはすっかり仲良し。テニスオフあるあるですよね。

 

彼はベテランJOPには参戦していませんが、川崎市民大会や横浜市民大会の年齢別に参戦し、1,2回戦はいつも当たり前のように勝つ方です。ちなみに私より5才上のカテゴリ。

 

彼のオフは基本的には3人でシングルスのための練習や試合なのですが、一番乗りできた時は我がままを言ってサシ練に変えてもらったり、こんなことやりたいという要望を聞いてもらったりしています。

 

とてもありがたい存在で感謝しかありません。

 

その日もサシ練にしてもらいました。そして、ラリー練習を多めにやりたいと我がままを言いました。

 

彼はアップをした後ノーアド8ゲームマッチをやりたかったようで、その後に「宮田さんがやりたいラリー練習」の時間を設けてくれました。

 

正直すぎな上、遠慮のない私は、8ゲームマッチの後の休憩中に彼とこんな話をしました。

 

私「ノーアド8ゲームマッチをやると聞いていたから、横浜市民が近いのかなと思ってドローを確認したんですよ。そしたらHさん、初戦で負けちゃってましたね。珍しいなと思いました。相手、強かったんですね」

 

Hさん「そうなんですよ。う〜ん、なんていうか、なんでもひょろひょろ〜と返してくるタイプの嫌な相手で、決めきれずにやられてしまいました」

 

私「そうだったんですね。それは残念だけど、Hさんが負けるってことは、相手が強かったってことですね」

 

Hさん「そういうことにしておきます。さぁ、宮田さんがやりたいラリー練習しましょう」

 

そして、前々回の投稿で紹介した「半面対一面ラリー」と「バックハンドクロスラリー2往復からのフリー」をやりました。

 

2人でヘトヘトになるくらい打ち合った後、Hさんはこう言いました。

 

Hさん「やっぱこういう練習をやらないといけないんでしょうね。試合で勝つためには。いや正直、練習相手になるか心配していたんですよ」

 

私「私も最近ようやくこういった練習の必要性を理解したところなんです。いやいや、十分練習になりましたよ。ありがとうございました」

 

Hさん「あぁ、そう言ってもらえてよかったです」

 

そしてコートを出た後も、お互いの怪我の話や、その対策でもある日々のトレーニングの話、彼が若い頃ガチで野球をやっていて、実はプロの入団テストを受けたほどだったという話で盛り上がりました。

 

Hさん「比較的もともと運動神経は良い方だと思っているんです。若い頃はそれだけでやっていましたね」

 

私「そうだったんですね!すごい!ガチの人だったんだ。それならなおさら、テニスでも上を目指せますよ。年齢は関係ないです。今をゼロと考えられれば、必ず今より強くなれます。実際、私が本気の活動を始めてからそう感じられているので、それは絶対です」

 

そして、最後に彼はこんなことを話してくれました。

 

Hさん「いや実は、この前の横浜市民で情けないプレーをして、もう引退しようと思ったんですよ。

 

けど今日、宮田さんとテニスをして、またやろうと思えました。

 

ありがとうございました」

 

いや、泣きそうになりました。めちゃくちゃ嬉しかった。

 

そんなことを考えていたとは思ってもおらず。いつも通り我がままを言って、やりたい事をやらせてもらって、言いたいことを言っていただけなんです。

 

けど、ひとりの仲間の心にまた熱いものを呼び覚ますことができた。本当によかったと思いました。

 

これからも、自分に正直に、熱く生きようと思いました。

 

それではまた!