死ぬとき笑う

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育児の悩み相談「私、怒ってばかりいる…」

育児の悩みがあればTwitterでいつでもご相談ください。

 

特に1〜6才までが得意です。イヤイヤ期もどんとこい。

 

実は私には兄妹がいます。

 

私が一番上で、3つ下の弟と7つ下の妹の3人兄妹です。そして3人とも結婚していて子供がいます。

 

私の息子は今11才、弟の長女は9才、長男は6才、妹の長男は4才、次男は1才です。

 

その妹が悩んでいたので相談に乗りました。悩みは以下です。

 

「私、いつも長男に怒ってばっかりいる。これではいけないとわかっているのに、なかなか変われない」

 

今回は妹と会話して解り、伝えた、その原因と、それを解消するための基本的な考え方を書き留めておきます。

 

結論から言うと、妹の育児が上手くいかない最大の原因は「子供を自分の型にはるために言って聞かようとする」からでした。

 

型通り行動してくれないとそれをいちいち修正にかかっていたんです。その時のセリフがよく聞くこれです。

 

「それはダメ!〜しなさい」

「なんで〜しないの?〜して」

 

そもそも、生まれてまだ数年しか経っていない子供が親の希望通り振る舞うわけがないので、いちいち型にはめようとすると怒ってばかり=「ダメ」と言ってばかりになるのは当たり前です。

 

しかしこれは、妹が「我が子をまともな人間に育て上げないと」と大きな責任を感じて一生懸命になっている結果であることも話を聞いていてよくわかりました。

 

例えば以下のような話をしていました。

 

「そろそろうんちはトイレで座ってできるようになろう」

 

「誰々のこと嫌い!って言うのはやめよう」

 

そこでまず伝えたのが以下です。

 

「子供は勝手に型にはまっていくからいちいち言わなくて大丈夫。言って聞かせようとするのは諦めて、子供自身が気づくのを待とう。その方が親も精神的に楽だしね」

 

具体的には以下です。

 

「うんちやおしっこ、食事のような、基本的な生活に必要な振る舞いは頑張って教えなくても必ずできるようになるから放っておこう。

 

嫌い!って言っていると自分が損をすることも一見難しく感じるかもしれないけど自分で気づける。それもダメと言うのはやめよう。

 

例えば健常者の場合、中学生になってオムツでうんちしたいって言う子はいないでしょ?食事を手で食べたがる子もいない。

 

それは、教えたからではなく、みんなそうしてるからだよ。すぐに羞恥心も芽生えるから、言わなくてもトイレでしたがるようになる。

 

嫌い!とわめくと自分の周りから人が離れていき寂しい思いをするということも経験すればすぐに気づける。

 

だから、嫌いとか言うなと反応するのではなく、その経験をさせてあげればいい。自然なコミュニケーションをすればその経験をさせてあげることはできる。

 

もちろん、それができるようになったり気づいたりするまでは、手がかかったり、保育園の先生の手を焼いたりするけど、それが親や先生の役目だから、そこはやろう、そして保育園には甘えよう」

 

子供は大人が思っているより、自分で気づいて学べる生き物なんだよということをまず理解してもらいました。

 

言い聞かせても気づけない、自分で経験した時に初めて気づける。

 

子供に限らず、大人も同じ。人間とはそういう生き物ですよね。

 

さらに具体例をあげてこう伝えました。

 

「うんちの話はそのままだ。トイレでやらせる必要はない。『オムツでうんちする』と言えば『わかった』と許可してオムツ交換してあげよう。そのうち「トイレでする』って言い出すから。小学生になる前には必ず言い出す。それは俺が保証する。それまではこっちから『トイレでやってみない?』とは言わない。本人が言い出すことを平常心でひたすら待とう。

 

嫌い!の話は、例えば俺が息子に『パパのことなんか嫌い!』と言われたらこう対応する。『わかった。それはとても残念だけど、嫌いと思うことをしてしまったパパが悪かったね。ごめん。仲直りできるまではそれぞれ別のことをしよう』そう伝えて自分がやりたいことをやる。本当に自分がやりたいことに集中する。様子を伺ったりもしない。その後は嫌いと言われたことにも一切触れない。向こうが話しかけてきたらそれに普通に答える。こちらが別の用ができたら普通に話しかける。自分の友達にそう言われた時と同じ対応をするってことだ。そうすると、嫌い!て言っていると大切な人が離れていくことに気づくようになる。

 

その結果、自ずと親が望む振る舞いに変わっていくよ」

 

言って聞かせなくても、自然なコミュニケーションをしていれば子供は気づける。

 

それを知ることが育児ではとても重要と私は自分の育児経験から学びました。

 

それではまた!