死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

軍隊のようにチームを運営した方がいいケース

大学の体育会庭球部のコーチをしていて、毎年考えさせられる事があります。

 

それは、個人の自主性にどこまで委ねるか問題です。

 

私自身がやりたいことしかやらない人間なので、例えば私が大学で体育会庭球部に入っていれば、それは超絶やりたいからなので、部の目標を自分ごとにまで落とし込み、自主的にさまざまな活動をしていると思います。

 

ところが、日本人にそのタイプはめちゃくちゃ少ないようだということを最近になってようやく理解しました。

 

なんとなく生きている人がほとんど。

 

今回は、その良し悪しを話すつもりはありません。各自が選んでいる生き方なのでどちらでもいいと思います。

 

肌感覚では、日本人の95%は特に目的はなく、なんとなく生きてる人たち。

 

それは自分が指導する大学の学生たちも同じです。

 

このタイプは、部の慣習でチームの目標を掲げますが、自主的にそれにコミットすることはありません。

 

例えば、部の活動をオンコート練習だけにして、トレーニングは各自でやることにすると、ほとんどの場合、トレーニングは誰もやってないという状態に陥ります。

 

これでは、チームが目標を達成することはないので、組織運営の方法を変える必要があります。

 

そこで考えられるのが軍隊式です。

 

トレーニングも皆んなでやると決めて、決められただけの量を皆んなでやる。

 

私のタイプはこのような組織には所属できないのですが、彼らにとってはむしろこの方がいいのだということが最近わかってきました。

 

もちろん、彼らが想像していたよりも過酷なトレーニングを課せば辞めてしまうとは思いますが、ノルマと決めてやらせる方がいい人もいるという理解を最近することができました。

 

とは言っても、コーチの私がノルマを決めてやらせることはしません。

 

あくまでも参考情報として、私が考える今の部員に必要なトレーニング量を伝え、体験してもらって、最終的にどうするかは本人たちが決めます。

 

それではまた!