死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

史高さんからいただいた2つのヒント

今日は昨日の投稿の続きです。

 

「アドバイス」ではなく「ヒント」と書いているのは、今回は技術的な話で、技術は最後は感覚の世界で、自分なりの感覚は、最後は自分で導き出すしかないと考えているからです。

 

技術は、言われたことをやればできるような簡単なものではなく、言われたことをヒントに、繰り返し打ってみて、自分で感覚を掴み取るもの。

 

テニスの場合、その感覚を掴み取った後それを習得、自動化するためには、さらに繰り返し打つ必要があります。

 

長い目で見ながら、私は以下を取り組みます。

 

史高さんにいただいた技術的で具体的なヒントは次の2つです。

 

  • 腕から先の力みを取ることでラケットヘッドを走らせる
  • バックハンドスライスのアンフォースドエラーは1セットに1回までを目標にする

 

昨日の投稿で自分の課題はベースプレーのレベルアップと書きました。要はミスを減らしてボールの質を上げるということです。

 

ここで言う質とは、スピードではなく、重さと深さとイン率です。

 

深さは、打つボールの「軌道を上げる」、打つ直前の弾道イメージを変えることでクリアしていくと決めていました。

 

一方、史高さんにいただいたひとつ目のヒントは、重さとイン率を向上させるヒントでした。

 

「スピンをかけようとしているのはわかる。その時宮田くんは力みからか手首をロックしてしまっている。グリップも強く握っていそうだし、力みやすいタイプみたいだね」

 

「そのため、腕は振れているけどラケットヘッドが走ってない」

 

「スイングスピードとは、腕の振りではなくラケットのヘッドスピード」

 

「『手首を返す』と考えると力みやすいから、それよりも、腕から先だけを脱力することで自然と『ラケットヘッドが手を追い越す』イメージ」

 

なるほどぉッ!

 

「スイングスピード=ヘッドスピード」

 

基本的なことなのに、特にこれが目から鱗でした。こう考えるとそれだけで無駄な力みを減らせそう!

 

「ラケットヘッドが手を追い越すイメージ」

 

この表現、初めて聞きました。この感覚、早く試したい!

 

言われたことすべてが納得でした。これまでも書いてきた通り、力みの最適化が多くの問題を解決すると考えてきたからです。

 

なんか、すでに生まれ変われる気がしてきました!笑(いや長い目で見ての話)

 

そして、ふたつ目のヒントについて。

 

これもイン率を向上させる考え方です。

 

「今の試合でバックハンドスライスを何本ミスしたか覚えてる?(覚えていませんでした)たぶん10本くらいしてる。さっきの試合の僕はたぶん3本以下」

 

「バックハンドでスライスを選択した時のミスが相手に与える影響を考えてみてごらん。『あ、スライスもミスしてくれるのか。なら安心だ。困ったらバックを狙っていれば勝てるな』って相手は思うよね」

 

「逆にもし宮田くんのバックハンドスライスのミスがなくなると、相手は宮田くんの得意なフォア側にも打たなきゃいけなくなる(その方が戦いやすいのは明らかだよね)」

 

「それを理解した上で、10本のミスを3本に減らせれば、それだけで試合の流れは大きく変わっていたと思うよ」

 

「宮田くんのバックハンドスライスの打ち方は何も問題ない。意識を変えて、面の向きの感覚を高めるだけじゃないかな」

 

これも目から鱗でした。

 

思い返すとスライスのミスの原因はきわどいコースの習い過ぎです。やはり悪い癖でどれもネットスレスレをイメージしているからでした。

 

そう言えば以前、西岡良仁選手と当時プロ選手だった斉藤貴史さんのコラボ動画でも同じ話を聞いていたことを今思い出しました。

 

「スライスを選択してミスしたら意味がない」といった説明だけでしたが、それでもそのときは「なるほど確かに」と思った記憶があります。

 

一方、今回の史高さんの話は相手の心理まで説明してくれていて、しかも何より、私のプレーを見た上で優先順位の高いポイントとして指摘してくれているので響き方が100倍違いました。

 

これも、最近「スライスはもっと軌道をイメージして狙って打つ」や「スライスも軌道を上げる」と良さそうだという自分なりの気づきがあったので、バックハンドスライスのミスを減らすことを目的に、その取り組みの優先順位を上げることにします!

 

最後に、私の最新の重要事項を以下にまとめます。

 

  • 相手を見る
  • 軌道を上げる
  • コースを散らし過ぎずに打ち合う中で決定的チャンスをつくる
  • 手を追い越すようにラケットヘッドを走らせる
  • スライスも軌道を上げてリスクのないコースを明確に狙う

 

以上です。

 

あ、それから、フィジカルもまだまだ足りないことを改めて痛感したので、そこはもちらん継続します。

 

それではまた!