死ぬとき笑う

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ラケット選びのヒント

今日は、テニスのプレースタイルとそれに合うラケットは大きく2つに分けられる、ラケットに合わせてプレーは変わっていく、という話をします。

 

これは、失敗から学んだことなのですが、これを読む皆さんには同じ失敗を犯さないようにしていただきたいと思います。

 

まず、プレーは大きく次の2つに分けられます。

 

  1. トップスピナー
  2. フラットドライバー

 

「いやいやいや、俺はスライサーですけど」

 

という方もいるとは思いますが、今回は話をわかりやすくするためにそれは含まないものとします。スライサーの皆さんごめんなさい。

 

トップスピナーは、グリップが暑くてどちらかというとオープンスタンスで打つことが多いかもしれません。

 

また、ベースライン後方からボールがバウンドして落ちてきたところをしっかり捕らえてネット上の高い位置を通過する軌道のボールを深く打ち込むイメージでしょう。

 

フラットドライバーは反対に、グリップが薄くてどちらかというとスクエアスタンスで打つことが多いでしょう。

 

また、時にはベースライン上でボールがバウンドして上がってくるところを捕らえてネット上の低い位置を通過する軌道のボールを深く打ち込むイメージです。

 

前者をナダル系と名づけるなら、後者はフェデラー系です。

 

ちなみに、私は後者です。

 

さて、この2つのタイプに合うラケットもまったく正反対のものとなります。

 

トップスピナーにマッチしやすいのは、トップヘビーで柔らかくしなるラケットです。

 

フラットドライバーにマッチしやすいのは、反対に、トップライトで硬くしならないラケットです。

 

これを知っておくだけで、ラケット選びが容易になるかもしれません。

 

さて、ここまで書いたことは一般的に言われていることでもあるのですが、実は私はそれを最近まで知らず、自分の失敗から学びました。

 

先日、「ラケットを変えて感動」という投稿をしましたが、実は私は、つい最近まで、フラットドライバーにも関わらずトップヘビーで柔らかいラケットを使っていたんです。

 

その結果、ボールが狙ったところに行かないという悩みを抱えたまま戦い続けていました。

 

1年半もの間。

 

狙ったところに行かないのは技術不足、練習不足、センス不足と考えていたんです。

 

それを、トップライトで硬いラケットに変えてみたところ、あら不思議!狙ったところにイメージ通りのボールが打てるではありませんか!ラケットとはそういうものなのか!と感動と共に学びました。

 

さらに、こんな気づきもありました。

 

ラケット選びを間違い続けていた1年半の自分を振り返ると、プレースタイルがフラットドライバーからトップスピナーに変わりつつあったことがわかります。

 

それは無意識に、ラケットにプレーを合わせようとしていたということです。

 

もともとフラットドライバーだとしてもトップヘビーで柔らかくしなるラケットを使っていれば、プレーがトップスピナーに近づいていくんです。

 

その方が結果が出やすいわけので自然なことだと思います。

 

オープンスタンスで後傾するような身体の使い方の方が打ちやすいと感じている自分がいました。そうなると自ずとグリップも厚くなっていきます。

 

しあし、慣れ親しんだフラットドライブとは異なるため習得するのに時間がかかりストレスを覚えることの方が多かったんです。

 

その結果ミスを量産。

 

トップスピナーにもなりきれず、慣れ親しんだフラットドライバーとも違う、何とも中途半端なプレーヤーになっていたことに、ラケットを変えて始めて理解しました。

 

その中途半端なプレーヤーを名づけるなら「フラットスピナー」とでも言いましょう。それはもうこの名の通り、破綻しています。そりゃ上手くいくわけがありません。

 

そのままトップスピナーになりきれてしまう人もいるかもしれませんが、私はなりきれませんでした。いや、なりきらなくてよかったと今は思っています。

 

しかし、1年半は長すぎました。時間がもったいなかった。冒頭にも書きましたが、これを読んでくれた皆さまには、同じ過ちを犯さないようにしてほしいと心から思います。

 

今日書きたかったのは以上です。

 

それではまた!