死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

ミスの原因は何か

ベテランの大会に出ている選手たちは皆、試合中のミスが本当に少ないんです。

 

いわゆるアンフォースドエラーが少ない。たとえ体勢が崩されていても触れたボールはほぼすべてコートに返すイメージです。

 

強い選手になると体勢が崩されていてもそのボールを攻められないコースにコントロールしてきます。

 

なぜ彼らはミスが少なくて、なぜ今の自分はミスが多いのか。

 

これはよく分析しないといけません。

 

あ。

 

今こうやって言語化してみて気づきました。彼らのミスが少ない理由は彼らに聞いてみないとわからない。

 

なので、もっと積極的に聞くことにします。ヒアリングできたらそれはまた紹介したいと思います。

 

というわけで、今回はなぜ今の私はミスが多いのかについて、まとめておこうと思います。

 

少し前に「何から強化すべきか」という投稿で、派手さの中にシコさを求めていく、そのためにスライス・下半身・ボール観るの3つを強化する、と書きました。

 

「シコさを求める=ミスを減ら」なので今日の話はこれと同じです。

 

しかし、今日、シコさを求めるために最も強化すべきことは、スライス・下半身・ボール観る「ではない」と考えを改めました。

 

というのも、今日、3人と6先ノーアドで非公式の試合を3戦やったのですが、私にとってミスを減らすために最も重要なことはやはり「相手との対話」を実践することでした。

 

さらに、今日気づいたのは、相手との対話をしているつもりができていないことがあるということです。

 

1戦目(5-6)はやっているつもりができていませんでした。2戦目(0-6)は別のことに意識を奪われて出来ませんでした。3戦目(4-6)は改めて対話に集中し、「あ、これが対話か」という手応えを得ると同時に、ミスの少ないプレーを実践することができました。

 

ここからは、私の言う、相手との対話をもう少し詳しく言語化してみます。

 

それはまだ「たぶん」なのですが、今日の3戦目の感覚なので、それを具体的に書いてみます。

 

サービスゲームの2ndサーブ時が説明しやすいのでそれを例にあげます。

 

2ndサーブなので、サーブで相手を崩しに行くのではなく、3球目以降のストロークの打ち合いの中でポイントを取りに行くことを考えたとします。

 

例えば、リターンで打ち込まれない程度の出力のあるサーブをボディに打ちます。

 

そのサーブを打った直後に、相手との対話が始まります。

 

この「直後」というポイントがとても重要とも感じました。ここで出遅れると対話が後手後手になります。

 

サーブを打った直後にすぐ相手を観て、相手が何をしようとしているかを感じとります。「あ、そう。そうくる。それなら3球目はこうするよ」と相手が打つ頃には次のイメージがまとまっている感覚です。

 

これが私の言う対話です。あとはその繰り返しです。

 

3球目を打った直後にすぐ相手を観て、相手が何をしようとしているか感じとり、「なるほど。それなら5球目はこうするよ」と相手が打つ頃にイメージがまとまっている状態をつくります。

 

書いてみて思いました。確かにそうです。ミスが減らせている時は、先にイメージができているため、準備も自ずと早くなり、余裕ができるので、力まず自然体で次のボールを打っている自分がいます。

 

ちなみに、1stサーブの時は「(相手は)こっちを待ってるよね。だからあっちにサーブを打ち込むよ。さあどうする?」という感じで、こちらから対話を仕掛けていくイメージです。

 

私のミスの原因は、この感覚でプレーできていなかった=正しく相手と対話できていなかったことにありました。

 

これがわかれば、取り組むべきことも明らかです。

 

試合にたくさん出て、どんな相手でも、どんな場面でも、この感覚でプレーすることを当たり前にできるようにしていく。

 

以前から取り組むべきと考えていたこれに活動を集中させるでよかったんです。スライスや下半身の強化はその次です。

 

いやこれは、試合に限らず、ラリー練習でも強化できますね。たくさん実践して必ず習得してみせます。

 

それではまた!