死ぬとき笑う

だから、自分に正直に、自分のために。

育児とコーチング

夢でOBに怒られた

大学体育会庭球部でコーチをしています。もうかれこれ5年くらい経ちますかね。 初めて関わった年の部員は1年生も含め全員が社会人になっているので、今はOBということになります。 コーチを任されたのが2017年。その年の幹部の3年生とはたくさんの関わりを持…

育児の悩み相談「注意しても繰り返しやる」

昨日に続き、妹の育児の悩み相談の話です。「こんな時はどうすればいいの?」という話が3つあり、昨日はそのうちの2つを紹介しました。今日は3つめを紹介します。 それが以下です。 「マンションに住んでるんだけど、4才の長男が膝から床に落ちてドンッてい…

育児の悩み相談「私、怒ってばかりいる…」

育児の悩みがあればTwitterでいつでもご相談ください。 特に1〜6才までが得意です。イヤイヤ期もどんとこい。 実は私には兄妹がいます。 私が一番上で、3つ下の弟と7つ下の妹の3人兄妹です。そして3人とも結婚していて子供がいます。 私の息子は今11才、弟の…

才能のジャッジより夢中のソウシュツ

「うーん。うちの子には才能はなさそうだな」 とか言ったり思ったりする親に「待て待て待て」と言いたい。 先日、知人と育児の話をする機会がありました。 知人「宮田さんのとこの息子さんはすごいですよね。勉強もサッカーも高いレベルでやられてて。うちの…

コーチのゴールは生徒の目標達成ではない

もちろん、息子や教え子が彼らの立てた目標を達成した時はとても嬉しい気持ちになり、感動します。 しかしそれを自分の手柄と考えることはありません。 育児をしていてもテニスコーチをしていても、もっとも重要なことは自律に向かわせることと考えているか…

「頑張れ」は応援じゃなくて命令

3日前の投稿「ダメコーチのわかりやすい共通点」を書いている時、「あー、そういえばこれは前から思ってたんだよなー」と思い出したのがこれで、書きながら頭を整理したいと思います。 私は「頑張れ」というセリフが嫌いなんです。 みんながこれを言う時のシ…

2歳児の「なんで?」に答えない親は重罪

今、小さなカフェにいます。自家製ドーナツ専門店。 店内には私ともう1組だけ。2歳児と思われる男の子とそのお母さん。 そのお子さんはゆっくり、だけどたくさんお話をしています。 一番良く出てくるセリフがこれです。 「なんでなのぉ?」 例えば実際にこん…

ダメコーチのわかりやすい共通点

この記事が為になったという方は、是非こちらのカテゴリーの記事も読んでみてください。 * * * 今日は、我が子をスポーツの習い事に通わせている親御さんに向けて書きます。 私はこれまで25年間、テニススクールのコーチを担いながら、たくさんのコーチを…

「職人」うん俺は職人になる

こんな記事を見つけました。 「クリエイティブ × 親子」は大好物なので迷わず読みました。 そして、この記事の中で親方が言っている次の2つの言葉は、まさに私が悟ってきたことで、とても大切なことと思っているので、このブログにも書き留めておきます。 ひ…

腹圧指導でミスが激減した事例

そういえば、今日の大学体育会男子庭球部の指導をしていて嬉しいことがありました。 化ける可能性のある1年生がいます。 その彼と、エースの2年生がシングルスをしたんです。 結果は、彼から0-6,1-6。エースの圧勝でした。 けど、この1セット目と2セット目の…

フットワークの効率的な習得方法

先日の「提案したトレーニングメニュー」という記事で紹介したメニューを今日、大学体育会女子庭球部に指導してきました。 今回は指導してわかったことを書き留めておきたいと思います。 内容はその記事を読んでいただくとして、30分でこなせるメニューを設…

小学生に心動かされた話 〜選ぶ環境は大事〜

週1回でアルバイトコーチをしているのですが、担当しているジュニアクラスに体験の子が来て、その子に心を動かされた話を書きたいと思います。 あの感情はなんだったんだろう。今、そう思いながら書いています。 たぶん、尊敬と悔しさが掛け合わさっていたん…

子ども社会は面白い

私は副業で週1回、アルバイトのテニスコーチをしています。 先日スクールに行き、コートサイドでレッスンのために控えているとパラパラと雨が降り出し、担当するジュニアのレッスンが急遽中止になりました。 いつもその時間には子どもたちもコートサイドに集…

親の役割

この本を読みました。 東大進学者数No.1の中高一貫校、開成の校長が書いた本です。 このブログで私はよく息子自慢をしていますが、今小5の息子は文武両道、勉強もサッカーも大好きでどちらも良いレベルで楽しんでいます。 開成を含むいくつかの難関校への進…

史高さんからいただいた2つのヒント

今日は昨日の投稿の続きです。 「アドバイス」ではなく「ヒント」と書いているのは、今回は技術的な話で、技術は最後は感覚の世界で、自分なりの感覚は、最後は自分で導き出すしかないと考えているからです。 技術は、言われたことをやればできるような簡単…

スクール生のミスが激減した話

最近、試合で相手とボールを打ち合う際の「相手を見る」ことの重要性を理解したことをこのブログでも書いてきました。 それを先日、テニススクールで教えているある男子ジュニアに伝授したのですが、今日はその結果と、そこでの気づきを書き留めておきます。…

育児の基本は「自分のことは自分でやる」

「自分のことは自分でやる」 これは私が息子によく言うセリフで、私の育児の基本スタンスです。 いつも唐突ですが、ふとそう思ったので自分の頭を整理するために言語化してみます。 これをもう少し正確に表現すると以下です。 「自分で考える余地を与え、自…

漫画「BREAK BACK」のテニス論が刺さった

この記事が為になったという方は、是非こちらのカテゴリーの記事も読んでみてください。 * * * 昨日、積ん読となっていたテニス漫画「BREAK BACK(ブレイクバック)」最新13巻を読むために、11巻から読み直していました。 そして改めて「勉強になる!」と…

子供の意志を育てる簡単な方法

「やりたいことは、特にありません」 よく耳にするこのセリフが意味する通り、日本は意志のない(あるいは、意志の弱い)人間の割合が多いと感じます。 大学でテニスコーチをしていてもそれを感じることがあります。 社会をより良い方向に変えようとする原動…

息子との会話

息子「(夏休み前最終日で)学校から持って帰ってくる荷物が多くて重かった。今の担任の先生は全部持って帰れって言う」 私「先生によって違うんだ。その先生はなんで全部持って帰れって言うの?」 息子「…(しまった。地雷踏んだ)」 私「それ理由を聞いた…

この言い回しは反省

今日のコーチ業で反省したことがあるので書き留めておきます。 ジュニア中級クラス。今日は中学生男子6人でたまたまコートを2面使えたのでシングルスをたくさんやりました。 4人プレーして、2人が待機。 実は今月からレギュラーメンバーが増えたので通常通り…

今日からスペイン遠征

今日、小5の息子がサッカーでスペインに旅立ちます。次に会えるのは11日後。 息子が所属するレアル・マドリードスクールでスペインはサンセバスチャンで開催される「Donosti Cup」という国際大会に出場するためです。 Donosti Cup 2021 とは言っても、妻もつ…

伸びる人と伸びない人

今日は横浜市立大学庭球部のコーチ業の日でした。 この時期は入部したばかりの一年生とはじめましてのことがあります。今日も初対面の方が2人いました。 しかも2人とも完全なる初心者。 横浜市立大学はとても小さな学校で母数が少ないため毎年部員を集めるの…

「才能」は負け組の使う言葉

「きっと持って生まれた才能があったんだろうね」 野球の大谷翔平選手、ボクシングの井上尚弥選手、将棋の藤井聡太五冠。 天才と言われる人たちを見ているとそう言いたくなります。 例えテレビで有名な天才ではなくても、その町で一番の子を見れば同じような…

バカ親の子がバカになる理由

「勉強は普通イヤイヤやるものだよね」 先日、高校受験に備えて勉強をする中学生と40代の女性に「うちの子は勉強好きなんですよ」と話したらふたりが口を揃えてこう言いました。 もちろん私の息子を引き立てるために言ってくれたセリフでもあることは理解し…

算数オリンピックの結果

息子がまた結果を出しました。 以前の投稿「息子が勉強好きになるまで」で少し触れていた、年一開催の「ジュニア算数オリンピック」で決勝進出。ファイナリストになるという。 これがまた、どうやら凄いらしい。 くそ〜私より結果出すペースが早いぞ。 負け…

子どもの目がキラキラした話

実は私はIT企業でサラリーマンをしながら週に1回近所のテニススクールでアルバイトコーチをしています。 2レッスン担当していて、ひとつは「ジュニア中級クラス」、もうひとつは「真剣勝負クラス」という少し変わったクラスです。 どちらもやっててめちゃく…

指導者を選ぶ基準

今日は、息子が通うレアル・マドリード・ファンデーション・フットボールスクールの顔、瀬村コーチの最後の指導日です。 瀬村コーチご本人の許可を得たので本題に入る前に少しご紹介します。 瀬村コーチはこのスクールで強烈なリーダーシップを発揮されてき…

最低の親になって学んだこと

私の人生最大の汚点について、恥を承知で書きたいと思います。 この話は、小さなお子さんを持つすべてのお父さんに伝えたいです。 私と同じ過ちを犯さないことを心から願っています。「馬鹿な親」とはまさにこのことです。 今回はしくじり先生になったつもり…

親が子を無自覚に洗脳する例

昨日の投稿で、私の息子が勉強好きになったのは妻の働きかけが大きく影響している、具体的にはこんなことをしている、という話をしました。 そこには良い洗脳ともいえる声がけも含まれていましたが、今回はその逆、私がテニススクールでコーチをしていて、た…